インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

オンライン授業

オンライン授業における「貢献」

Twitterとは疎遠になったといいながら、毎日タイムラインを見に行っている私。昨日はこちらのお二人によるやりとりを見て、あれこれと考えました。授業中聴く一方なのは「フリーライド」だという意識は、日本の大学生にはまだまだ薄いように思います。クラス…

画面を共有すると一発で伝わる

はてなブログで、興味深い記事を読みました。英語が苦手とおっしゃる筆者氏が、英語ばかりの環境の職場に入って駆使してきた「バッドノウハウ」を紹介するという記事です。バッドノウハウとは筆者氏によると「本質的には生産性はないものの、問題解決のため…

とてもやりきれない

コロナ禍に突入してからというもの、奉職している教育現場では遠隔授業やオンライン授業への取り組みを重ねてきました。一時期は学校側からの要求で全面オンライン授業という時期もありましたが、現在では学校側も多少は世間のようすを観察しながら、こう言…

オンライン授業に欠けていたもの

台湾の大学に留学しようとする日本の学生が増えている。理由は、学費が安く、就職に有利だからーー。先日の新聞に、こんな記事が載っていました。中国語ができる人材=即戦力ってのが引っかかる上に、台湾の大学も様々なので安易な理想化は禁物ではないかな…

コロナ禍でコピー機の需要が落ちている?

先日Twitterでこちらのツイートを拝見して、同感だなあと思いました。あの会議に次ぐ会議がいかにも日本っぽくて、なのに結構テキパキと物事が進んでいくのは逆に日本っぽくなくて、リアルでありながら非リアルなところが小気味よいなと。『シン・ゴジラ』が…

オンライン授業への対応に明け暮れた今年(そしてまだまだ続く)

週一回のフィンランド語教室は、今週から全面オンライン授業になりました。教室は横浜にあって、横浜近辺の生徒さんは学校に通い、私のような遠方(?)の生徒はこれまでもオンラインで参加してきたのですが、それが一律オンラインとなったわけです。先生も…

フィンランド語 71 …読解は「俯瞰的」に

フィンランド語のクラスで使っている教科書で予習をしていたら、文法説明のあとにこんな一文が付されていました。この課では分詞の完了形や受動態などを学ぶことになっているのですが、だんだん文章が複雑な構造になってきて学習者が混乱するかもしれない………

オンライン授業に「うな担」がほしい

昨晩偶然に見たNHK『ガッテン!』の「ビデオ通話の極意」は興味深い番組でした。オンラインの会議や授業が盛り上がらないのは「うなずき」と「身振り手振り」の少なさというお話。なるほど、そうだったのか。www9.nhk.or.jpZoomなどを使ったビデオ会議システ…

オンライン授業での学びにくさ

先週は公私ともに忙しくて、ジムのパーソナルトレーニングに行くことができませんでした。このジムにはずっと週二のペースで通っていたので、週末に顔を出したら「どうしました?」と心配されました。「やっぱりコロナ関係で忙しいんですか?」と。確かにコ…

Zoomの授業でスマホの画面と音声を共有する

中日通訳のクラスで、学生さんと一緒に固有名詞(地名や人名など)を覚えるときにスマホのQuizletアプリを使っています。固有名詞は文脈や文の前後に関係なく登場する独立した情報であることが多いので、「脊髄反射」的に訳語が出ないと即アウト!……というこ…

オンライン授業で悩む学生への対応

オンライン授業と対面授業の違いについて、このブログでもいろいろと書いてきました。半年間オンライン授業をやってみて分かったもう一つの問題点は、こうした授業形態に適応できない学生が一定程度いることです。オンライン授業、あるいは遠隔授業はある程…

対面授業の復活がうれしい

10月を控えて、今年度の授業もようやく折り返しに近づきました。思えば4月にすべての授業が「遠隔対応」となって以来、怒濤のように次々と沸き起こる問題に対処し続けてきた半年間でした。それでもまあ、春まではZoomでのミーティングもGoogle Classroomの…

「キャンパスから学生を締め出している」をめぐって

衆議院議員の細野豪志氏が、Twitterで「リスクを回避する大学の姿勢が、学生の学ぶ機会を奪っている」と主張したことに対し、大学関係者や学生など多くの人から賛否両論の声が上がっています。大まかな事の顛末はこちらのBLOGOSの記事が参考になります。blog…

オンライン授業に足りないもの

新型コロナウイルス感染症の第二波(とあえて言いましょう)が来てからこちら、またまた始まったオンライン授業(遠隔授業)。私は現在、講師としても学生としてもオンライン授業に参加していますが、それぞれに疲れる点があるなと感じます。講師として一番…

経営難に陥る学校が増えるかもしれない

夏休みを前にして、うちの学校では早くも来年度の学生募集に向けて動き始めておりまして、昨日は学校説明会が開かれました。とはいえコロナ禍の現状を踏まえ、Zoomによるオンラインでの学校説明会です。私も自分の所属する学科の説明で駆り出されたので、研…

オンライン授業に欠けている身体性

一ヶ月に二回だけ担当している通訳学校の授業、この春学期は新型コロナウイルス感染症の影響ですべてZoomを使ったオンライン授業になっています。オンラインの遠隔授業ですから講師の私も自宅から参加すればいいのですが、Zoomのアカウントの問題や、Zoomに…

教員も傷ついている

Twitterのタイムラインにこんなハッシュタグが流れていました。#大学に行かせてください #対面授業を受けたいです #大学生の日常も大事だこうしたハッシュタグつきのツイートを、読んでいて身につまされます。例えばこちらの学生さん。私の母校の学生さんで…

ふたたびオンライン授業に戻ってみて

再び感染者数が急激に増加してきた新型コロナウイルス感染症。感染者数だけではなく陽性率や重症化率なども加味して捉えるべきだとはわかっていても、じわじわと感染が広がっている、あるいは自分にも近づいてきているというこの雰囲気は、かなり重苦しいも…

「リアルタイム・双方向・長時間」オンライン授業の課題

オンライン授業の取り組み、5月は非同期型の「課題を送信→回収→レビュー」という形がメインだったのですが、6月に入って同期型の「リアルタイム・双方向」での授業が始まりました。学校によっては6月中旬から対面授業に戻すところも多いのですが、逆に長…

“國情不一樣(国情が違います)”に教えられたこと

新型コロナウイルス感染症の状況が落ち着いてきたとして、学校現場では対面授業への復帰が始まっています。うちの学校でも来週から限定的ながら従来どおりのカリキュラムで対面授業が復活することになりました。限定的というのは、授業や実習によっては「三…

学生の自主性をも問うオンライン授業

先日Twitterで拝見したこちらのツイート、学びの本質がとても簡潔に表されていると思いました。“あの人は全然出席してなかったのに単位貰えてずるい!””一生懸命出席して損した”学生がわりとこういうこと言う時ある。その時に”考えてごらん?どっちが得か損…

オンライン授業のこれまでとこれから

緊急事態宣言が解除となり、六月から以前のような対面授業へ回帰する動きが教育現場で加速しています。うちの学校でも六月の第一週はオンライン授業を継続するものの、第二週からは対面授業を再開することになりました。とはいえ当面は多少の調整を加えて「…

真夏にマスクをして窓を開けて……?

東京では緊急事態宣言の状態が続いていますが、政府は今日にも解除する方向と伝えられています。もしそうなれば、うちの学校も対面授業の再開に向けて舵を切ることになるでしょう。たぶん数週間の準備期間を経て、六月の中旬あたりから教員や学生の登校を再…

評価が学生の未来を作るのだろうか

「夜回り先生」として有名な教育評論家で、大学でも教えてらっしゃる水谷修氏が、リモート授業(オンライン授業・遠隔授業)に「これが授業なのか」と疑問を呈していました。「いい加減な授業を行い、いい加減に評価し、学生たちの未来を作る。こんなことが…

スマホで「マルチタスク的」な録音をしたい

学校での「対面授業」復活が予想していたよりも遅くなりそうだということになり、オンライン授業で本格的に通訳訓練をする必要に迫られて、はたと気づいたことがありました。最初は、要するに対面授業でやっていた「音声を聞かせる→生徒に訳してもらう→フィ…

文部科学省の「現金給付、留学生は上位3割限定」を恥ずかしく思う

新型コロナウイルス感染症の影響でアルバイトなどができず、学費やオンライン授業への対応(通信費など)で苦慮している学生さんに最大20万円の現金給付を行う支援策が検討されています。この給付について文部科学省が「外国人留学生に限って成績上位三割程…

ネットの動画や写真をオンライン授業で使っても大丈夫?

通常の対面授業で、YouTubeの動画やネット上にある写真をその場で検索し、プロジェクターで投影して、参考資料として見せることがあります。これが現在はオンライン授業(遠隔授業)を余儀なくされている関係で、そういう検索をしている場面を録画したり、あ…

新しい歌を歌う

在宅勤務が長期間に及び、これまでになかった形でのオンライン授業や遠隔授業などの準備と実施に追われているうち、先週や先々週あたりはちょっと心身ともに疲れ切ってしまっていました。やることは次々に立ち現れてくるのに、身体がどうにもだるくて、心も…

オンライン授業の「非身体性」をめぐって

今朝の東京新聞に載っていた、貴戸理恵氏の「オンライン居場所」というコラムをとても興味深く読みました。氏によれば、テレワークやオンライン授業などで人々が距離を取りつつ集う「居場所」で失われているものは「余白」と「身体性」ではないかとのこと。…

オンライン授業にありがちな「落とし穴」

オンライン授業(遠隔授業)を始めて、いろいろと気づいたことがあります。そのひとつは、文字ベースにせよ映像ベースにせよ、コミュニケーションへのより細やかな配慮が必要になるという点です。対面授業ではリアルタイムでの口頭でのコミュニケーションで…