インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

牛軋餅

台湾のおみやげとして喜ばれるものはいろいろとありますが、私は“牛軋糖(ヌガー)”が大好きで、よく買って帰ります。今回はいつも購入しているものとは違うお店を開拓しようと思って、Googleマップで探していたら、クチコミで“沒有傳統牛軋糖偏硬、咬不動的缺點,年紀大的人也可以吃(これまでのヌガーのように硬くて噛みにくいということはなく、お年寄りでも食べられる)”と書かれているお店を見つけました。しかも多種多様なフレーバーがあって、とてもおいしそうです。

場所は新北市蘆洲区、MRT中和新蘆線の終点・蘆洲駅から歩いて10分くらいのところです。ええ〜、見たところは商店街でもないようですし、こんなところに本当にお店があるのかなと思いつつも向かってみましたが……悪い予感が的中しました。そこにはこの牛軋糖製造元の本社があるだけで、販売自体はネットのみというお店なのでした。

ちゃんと確認しなかった私が悪いのです。がっかりしながら戻る途中、スマートフォンで検索していたら途中のMRT中和新蘆線・大橋頭駅近くに、もうひとつ評判のよいお店があるのを見つけました。ここのヌガーはクラッカーでサンドしているタイプで、いわゆる“牛軋餅(ヌガークラッカー)”というやつです。台湾観光局のこちらのページに「あまじょっぱくてクセになる」と書かれていますが、確かに。それでこちらのヌガーを家族や同僚へのお土産にすることにしました。

go-taiwan.net

“牛軋餅”といえば、永康街の“甜滿”というお店が韓国人観光客に大人気で、朝6時や7時から並ぶとか、お客さんの9割以上が韓国人とかというニュースに接したことがあります。アイドルグループSUPER JUNIORのイトゥク氏をはじめとするスターがお気に入りだそうで、それでファンを中心に人気が拡散したようです。


www.youtube.com

なので大橋頭のこのお店も、ものすごい行列だったらどうしようと思いながら向かったのですが、そのときは誰も並んでおらず、すぐに買うことができました。お店の方によれば、やはり韓国の方が多く訪れるそうで、お店に掲げられたメニュー表にはすべてハングルが併記されていました。「韓国人はヌガー、日本人はパイナップルケーキが好きみたい」とおっしゃっていました。

いろいろな味の牛軋餅があったのですが、4種類のアソート“四喜”を何箱か買い求めました。ミルク・抹茶・コーヒー・クランベリーの詰め合わせです。日本に戻ってから家族と食べましたが、これは、か・な・り、おいしいです。朝早くから並ばなくてもいいですし、今度からはこちらを定番のおみやげにしようかなと思います。

maps.app.goo.gl