2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧
現地取材と当事者へのインタビューを積み重ねて書かれた、現在の“反日情緒”を概観する本。 第一章にある「上海日本人留学生殺人未遂事件」のことは恥ずかしながら知らなかった。読んでいると、現地の公安や日本領事館の対応には底知れない恐ろしさを感じる*1…
“惜墨如金”ならぬ“惜字如金”。「字を惜しむこと金の如し」で、「口が重い」ということだ。“惜墨如金”は「筆無精」という皮肉っぽい意味の他に、軽々しく筆を下ろさないとか、洗練された簡潔さを追求するという意味もあるようだから、“惜字如金”は「言葉を慎…
「俺達にせめてふたことみこと“哈拉”しろよ」ということで、ここでは“哈拉”はほとんど“説/講(言う)”だが、もっと肩の力の抜けたおしゃべり、あるいは“開玩笑(冗談を言う)”、おちゃらけたことを言う、という感じ。 “哈拉”はかなり人口に膾炙していて、ネ…
吹奏楽をやっていた人にはお馴染みの作曲家・ネリベルの作品集。 『二つの交響的断章』という曲が収められていて、これはもう聴いていてワクワクし通し。1960年代の作曲だそうだが、このスペクタクルな雰囲気は当時の時代背景が影響しているのだろうか。今で…
ミクシィに「青じそドレッシングのCM曲は、周杰倫の『麥芽糖』?」という話題が載っていて、ああそういえば、と思う。 うろ覚えだが、リケンのCMで『麥芽糖』のイントロのようなメロディが流れていたような気がする。リケンのHPではまだこのCMが公開されてい…
私は「外為どっとこむ」なので申し訳ないですが。
NHKスペシャル『黄金のアルキン〜中国・天上の大秘境を行く〜』を見る。すごい光景。先日の『天坑』といい、いったい前人未踏の秘境があといくつあるんだ中国、という感じ。
翻訳会社から仕事のオファーが来る。 「まだ正式に取れてないんですけど、取れたらA4で○十ページくらい、来週からのスタートになります」 「受けられますか」と聞かれるので、スケジュールを確かめながら「受けられます」と返事をする。で、「来週」になって…
友人の就職祝いということで、水道橋の台湾料理屋で食事をした後、恵比寿の立ち飲みワインバー「18番」に移動。店内には椅子もあるのだが、案の定満員だったので、店の表で立ち飲み。比較的安い店だから、かなりアマチュアな店員のサービスはご愛敬。お通し…
取引のたびに株券を移動させたり名義を書き換えたりする手間を省くため、株券を証券保管振替機構が一括管理し、決済は口座振替によって処理するしくみ。 この機構、みつばちマーヤがキャラクターになっていて、愛称は「ほふり」。「保管振替」の略なのだろう…
チラシに「中国版ニュー・シネマ・パラダイス」とある通り、大陸の古い映画が随所に挿入されながら、とある家族の物語が展開する。 http://www.rinrin-movie.com/ 【ネタバレがあります】 お伽噺的といってもいいストーリーは少々出来すぎ・作りすぎのような…
二〇〇〇年の暮れに発生した凄惨な事件。縦割りで官僚的な警察組織の弊害が事件解決を長引かせるなか、筆者は独自の情報網を駆使して犯人像に迫っていく。 この本に書かれていることがどこまで本当なのかは分からない。功名心がからんだ犯人の動機も何となく…
キム・ギドク監督の話題作。恵比寿ガーデンシネマのロードショーを見逃していたので、下高井戸シネマのレイトショーに。 【大いにネタバレがあります】 広告のチラシを家々の玄関に貼って回る青年。最初はそういうアルバイトをしているのだな、と単純に思っ…
……のチラシを見つけて「おおっ!」と思ったら、昨日で終わってた。濮存繒演じる魯迅を見てみたかったなあ。 http://www.cj-ff.org/
一度ああやってだっこしてみたい。今日はNHKの『中国語会話』を偶然見る。ほんの少しだけ登場した“熊猫”に悶絶。このサイトには毎日悶絶。
日比谷のシャンテ・シネで七月十五日からだそうだ。先日、リーフレットをもらってきた。バウ・シリーズというと、舟の舳先のマークが映画の冒頭にでてくるアレですな。『ベルリン・天使の詩』とか『ブリキの太鼓』とか『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』とか…
雑誌『諸君!』の特集を新書に再編集したもの。三十名あまりの執筆者が「もし中国に〜〜と言われたら」という「お題」でそれぞれのテーマ(靖国参拝とか歴史教科書とか)を論じている。 私はもとより政治的なことに関わりたくないし、関わってちゃこの業界で…
生まれてくる子供の名前をあれこれ考える父親。「『小強(シャオチァン)』なんてどうかな」という父親に、家族が「それじゃ蟑螂(ゴキブリ)みたい」とつっこむのだが、なぜ? ゴキブリは生命力が強いから“小強”という説もあるのだが、どうも周星馳(チャウ…
その昔、マンガ雑誌の読者投稿欄にイラストを投稿しようとすると、必ず「鉛筆不可」という但し書きが目に入ったものだ。昔の写真製版だと薄い鉛筆の線が明瞭に出なかったからだが、現在ではスキャンやレタッチの技術も発達して、鉛筆画もオーケーになってい…
在日米国大使館で経済担当公使をつとめるズムワルト氏の講演会、東京外国語大学。氏はかつて東京外大で二年間日本語の研修を受けた経験があるのだそうだ。 米国の対日観を紹介し、これまでの日米関係をふり返りつつ、日米同盟の世界に対するプレゼンスや今後…
とあるおしゃれ〜な業界のパンフレットを翻訳する仕事が入る。日本語→中国語。なぜ中国語ネイティブの翻訳者に依頼しないのかなと思うが、一つは繁体字の中国語にしてほしいからだそうだ。ふつう中国語の翻訳者は簡体字と繁体字のどちらにも対応していると思…
太いワイヤーになって二度目のゴム交換。前歯四本を奥に引っ張るために装着していた鎖状のゴム、今回は装着しなくていいとのこと。よく分からないけれど、まあ細かい調整方法がいろいろとあるのだろう。 私はたいそう弱気で引っ込み思案な性格なので*1、毎回…
別にこれを読んで「プロ並」に投資ゲームをしようなどとは考えていないのだが、ローソク足の基礎知識が欲しかったので購入。いろいろ立ち読みした中では、これが一番易しい、というかダントツに易しい内容だった。 一六〇ページ強の単行本だが、中身はパンフ…
混雑を避け、ロードショー公開からしばらくたった今頃、それも夜遅くの回に行って見てきた。混雑どころかガラガラだった……。 【ネタバレがあります】 事前に映画評などを見ると興をそがれるから、なるべく見ないように・聞かないようにしてきたのだけれど、…
北九州空港で「ぷりんどら」というお菓子を売っていたので買ってみた(写真は発売元の菊屋さんから)。 どら焼きの中身が小豆あんじゃなくて、カスタードプリンと生クリーム。カラメルも効いててすごくおいしい。その直裁でインパクトのあるネーミングも秀逸…
昨日今日と会議通訳。久しぶりの同時通訳、しかも二人体制だったのでかなり疲れた。今回は準備がなかなかはかどらず、始まる前はかなり緊張していたが、始まってみると、まあまあ、なんとか。韓国語や英語からのリレーも、いずれも落ち着いた訳出をされる韓…
仕事で北九州に来ている。羽田から乗った飛行機は、新北九州空港開港と同時にスタートした「スターフライヤー」だ。真っ黒い機体がカッコいいと思ったが、隣にいたおばさんが「何だか地味で不吉な色ねえ」と言っていた。受け取り方は人それぞれなのだなあ。 …
翻訳会社から急ぎの翻訳依頼が。中国語→日本語で十数ページなのだが、メールで送られてきた原稿を見ると、表やグラフや図面がたくさん入った資料。さらによく見ると、ところどころ中国語の語彙が入っているものの、九割九分は日本語だ。いったい私にこれをど…