インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

年齢に関係なく働く

東京は青山のスパイラルビル5階に「Call」というお店があります。デザイナー・皆川明氏のブランド「ミナ・ペルホネン*1」が展開している服飾や雑貨のお店で、食品販売コーナーやカフェもある面白い空間です。スパイラルといえば、私が学生時代に竣工したお…

そんなに謝らなくても

昨日の東京新聞朝刊、諸岡カリーマ氏の「本音のコラム」。先日の雪で朝刊の配達が遅れる可能性があることを謝罪していた同紙に、ちょっとした違和感を覚えたとのこと。私もおなじように感じていました。さらに諸岡氏が指摘されている、ほんの数分の電車の遅…

フィンランド語 149 …日文芬訳の練習・その63

先日同僚と話していて驚いたのは、Netflixなどのドラマを「早送りで見る」ということでした。早くドラマの展開が知りたいからだそうです。私も情報系のYouTube動画は早送りすることがありますが、ドラマや映画などではやったことがありませんでした。そう考…

空き家をもっと流通させていければいいのに

先日休みの日に散歩がてらちょっと遠くのスーパーまで歩いて行きました。住宅街を通り抜けていくのですが、途中に古い大きなお屋敷があって、お庭に巨大な木蓮の樹が植わっており、春には大ぶりな(でもチューリップみたいでかわいい)白い花がたくさん咲き…

セカンドキャリア本をあれこれ読む

現在勤めている職場はあと数年で「定年」になるので、最近はよくセカンドライフやセカンドキャリアについて考えます。実際には定年後も嘱託や非常勤で働き続けることもできるのですが、コロナ禍でどんな業界にも様々な変化が訪れている昨今、あれこれと考え…

盧生の戸惑いがいじらしい

お能の稽古はここのところずっと『邯鄲』の舞囃子を続けています。もう一年近く続けていますが、どこまで行っても次々に課題が見つかって「仕上がる」ということがありません。平行して『邯鄲』の謡も稽古していますが、昨日はシテ(主人公)の盧生(ろせい…

ノンアルコールビールがどんどん面白くなりそう

ノンアルコール飲料専門ECサイト「MARUKU」さんからメールが届いて、アメリカはロサンゼルスのブルワリーが作っているというノンアルコール・クラフトビール“BRAVUS”の広告が載っていました。広告にも書かれていましたけど、「2015年にノンアルコール専門の…

知性は死なない 平成の鬱をこえて

與那覇潤氏の『知性は死なない』を読みました。2018年に単行本として出版された同書にいくつかの論考を加えた「増補版」です。 知性は死なない 平成の鬱をこえて 増補版 (文春文庫)その単行本をすでに読んでいた記憶があったので、増補分を中心にもう一度と…

視力がいいのに老眼なのはなぜ?

朝起きて新聞を読もうと思ったら、文字が少しぼやけて見えました。老眼鏡はかけているのに、です。これはまた一段と老眼が進んだかしら、それにしては急すぎるな……としばらく不安な気持ちで読んでいました。落ち着いて確かめてみると、左目だけが焦点が合っ…

フィンランド語 148 …日文芬訳の練習・その62

元日は「初詣」に行きました。これは年の初めにお寺や神社に行くことです。私はいつも自宅から一番近いお寺に行っています。ここは招き猫の伝説で有名です。昔々、ある殿様がお寺の門前を通りかかると猫が中に入るよう手招きしました。すると突然雷雨になり…

映画を早送りで見る

気がついたら,ここ数年映画をあまり見ていませんでした。以前は少なくとも週に一本は見るほど大好きだったのに、いまでは一年のうちでも数えるほど。しかも気になった過去の作品を動画配信サイトで購入して見ることは何度かあっても,映画館まで足を運んで…

歩きながら考える

もうひとつ、レベッカ・ソルニット氏の『ウォークス 歩くことの精神史』から。序章に出てきた「クリック一つで知のすべてをお約束します」という惹句がおどるCD-ROM版百科事典の広告についての話にもいろいろと考えさせられました。「クリック一つで」とその…

『ウォークス』を読んで筋トレの「おかしみ」を考える

レベッカ・ソルニット氏の『ウォークス』を読みました。「歩くことの精神史」という副題が付けられた大部の書です。歩行と思索、自然の中における歩行、都市における歩行などが、文学や宗教、社会運動や政治運動、はては革命、さらには女性と性と都市の公共…

筋トレとの距離感

ネットで検索をしているときに偶然見つけた、朝日新聞デジタルマガジン&[and]の「筋トレとの距離感」という連載記事を興味深く読みました。「筋トレブーム」にどちらかというと懐疑的な見かたをする、あるいは冷静な対応を勧める「筋トレ関係者」の意見を紹…

アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書

「そもそもお金とは何か」から始まって、就職、転職、キャリア選択、貯金、会計、借金、投資、税金、保険はもとより、破産や詐欺、さらには老後資金にいたるまで、お金に関する基礎知識をわかりやすく解説した一冊です。ごくごく初歩的な基礎知識しか書かれ…

人混みが苦手です

自宅近くの豪徳寺へ初詣に行ったら、山門から本堂まで行列ができていました。人混みが苦手な私はそれだけで帰りたくなるのですが、そこはそれ「他の人だって多分同じ気持ちだろう」と思い直して列に並び、参拝を済ませて、毎年「破魔矢」がわりに買っている…

昨年やめたもの三つ

お酒 昨年の夏に「ソバーキュリアス」という言葉に出会って、ふっつりとお酒を飲まなくなりました。それまでにも何度もやめようと思って休肝日を設けたり、飲酒量をセーブしようとして一度も成功しなかったのに、「ソバーキュリアス」という言葉ひとつであっ…

もっとぶっ飛んでいてもーーデジタル若者能を観て

先日、横浜能楽堂で行われた「デジタル若者能」という公演を見てきました。能楽シテ方喜多流能楽師の塩津圭介師が中心となって毎年開催されている、特に若い世代の方々に手軽な観劇料で能楽に親しんでもらおうという企画の、いわば「スピンオフ版」です。not…

マクドナルドとの再会

『反逆の神話』を読みながら、いわゆる「マクドナルド化」への批判に対して、その批判が必ずしも世の中の実態を正確に踏まえていない可能性について考えました。マクドナルドに代表されるような巨大フランチャイズやチェーンが地域の文化を壊し、大量生産さ…

DeepL公式Chrome拡張

AI翻訳ツール「DeepL」の公式Chrome拡張機能(β版)がリリースされたというニュースに接して、さっそく自分のパソコンでも試してみました。www.itmedia.co.jpChrome上にはすでに「Google翻訳」の拡張機能もあるので、自分の中国語作文を「DeepL」と「Google…

「どこもかしこも同じ店ばかり」か?

ジョセフ・ヒース氏とアンドルー・ポター氏の共著『反逆の神話』には、こんな一節もありました。 アメリカ合衆国を旅してまわる人は、どこもかしこも異様なほど同様であることに強く印象づけられずにはいられない。どのショッピングセンターにも、ほかのどこ…

音楽を聴かなくなった

かつて、音楽CDをたくさん持っていました。専用の大きなキャビネットを持っていたほどで、東日本大震災のときには上に載せていたステレオセットとともに倒れて、職場から徒歩で帰宅したら大変なことになっていました。そのキャビネットもステレオセットもい…

近くて遠い横浜

横浜能楽堂に喜多流のデジタル若者能を見に来たので、その前にいわゆる「町中華」でお昼ごはんを食べました。JR石川町駅から歩いて10分ほどの奇珍というお店です。ネットの情報では行列するほど混んでいるとのことでしたが、行ってみたら空いていてすぐに食…

自分でパンを焼き羊毛を紡ぐ

公害を生みだしてしまったような「大量生産・大量消費」にあらがって「低生産・低消費」の生活を実践しながら模索する。それをテーマの一つに掲げて運営されていた水俣生活学校での生活は、とても楽しいものでした。qianchong.hatenablog.com以前からやって…

異議申し立てと逸脱の混同について

もうすぐ2022年を迎えようという今となってはちょっと信じられないくらいですが、かつて喫煙がほとんどどこでも自由に行われていた時代がありました。ほとんど、というのは病院など医療施設や小中学校の施設内などではさすがに行われていなかったような記憶…

着るものがどんどんシンプルになっていく

先日、書籍を大幅に「断捨離」したのに引き続いて、服も大胆に整理しました。もともと私はファッションセンスのない人間で、かつファッションそのものにあまり興味がないこともあって、持っている服も元来がそれほど多くはありませんでしたが、それでもここ…

「農的な暮らし」を志向したことがあった

1989年、大学を卒業したものの路頭に迷っていた私は、九州のとあるフリースクールで共同生活を始めました。このフリースクールは「水俣生活学校」といって、水俣病事件における患者支援や調査研究などを行っていた財団法人・水俣病センター相思社の一部門と…

お金を払う側だけれどもお礼を言う

年末の大掃除シーズンを迎え、仕事の合間に不用品の整理をしています。先週末は書籍を大胆に「断舎離」してネットの古本屋さんに段ボール箱で三箱ぶん送りました。集荷に来てくれた宅配便のお兄さんも、さすがに三箱いっぺんに持って行けそうになかったので…

フィンランド語 147 …まだ初級

先日、今年最後のフィンランド語講座に出てきました。オンラインでの授業です。コロナ禍に突入してからこちら、ずっとオンラインなんですけど、考えてみればフィンランド語を学びはじめた頃はカルチャーセンターの小さな教室で、肩寄せ合うような少人数のク…

トレーニングで得られる「安心」

先週後半は忙しくて、日課になっているジムでのトレーニングができませんでした。すると案の定、腰が痛くなる。どんなに気をつけて職場ではVariableのバランスチェアに、自宅ではVivoraのバランスボールに座って対策をとっていても、「やつ」はやってくるの…