インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

不動産会社のWeb広告にしみじみ

先日ネットで検索をしていて、見つけた資料のウェブサイトへ読みに行ったら、こんなWeb広告が現れました。みなさまご案内の通り、Web広告は個々人の検索や閲覧の履歴からその人に特化したものが表示されるようになっています。これは台湾の不動産会社が、在…

地下鉄でスマホを取り出さないように

冬に差しかかり、勤務先の学校でははやくも来年度の入試が始まっています。うちの学校も来年の春までに都合数回の入試が行われ、私も面接や採点などで参加します。学生は全員が外国人留学生なので、面接では自己紹介や志望動機など「定番の質問」に加えて、…

未来の食卓

1985年に公開されたテリー・ギリアム監督の映画『未来世紀ブラジル』に、とっても気持ちの悪い「料理」が登場します。いかにも不味そうな色と形状をしたペースト状のもの。添えられているのは、食材の成分的にはこれと同じですよと言っているような写真です…

サボイキャベツのポットロースト

先日近所のスーパーで、サボイキャベツが売られているのを見つけました。縮緬甘藍(ちりめんかんらん)の和名どおり、葉っぱがちりちりとしているキャベツです。しかもでっかいひと玉が298円。嬉々として買い求めました。bacchetteepomodoro.comサボイキャベ…

原因はジムの床かもしれない

ひょっとすると、スポーツジムの床に原因があるのかもしれない。そう思いました。先日左足の指に炎症ができて化膿し、安眠できないほどの痛みに悩まされたのち、セカンドオピニオンを求めた病院で薬を処方され、回復に向かったーーその左足が、またも化膿し…

フード左翼とフード右翼

もうずいぶん前のことになりますが、かつて勤めていた会社の同僚に「私はフィッシュ・ベジタリアンだ」と公言している人がいました。フィッシュ・ベジタリアン? 要するに「牛や豚などの肉類は食べないものの、魚介類は食べる菜食主義者のこと」です。昨今で…

これが後遺症なのかしら

新型コロナに感染し、ごく軽症のまま推移して無事に回復し、仕事にも復帰して二週間ほどが経ちました。その間特に熱が出るとか咳が出るとかといった症状はまったくないのですが、なんとなく体調がすぐれません。どこがどう悪いというわけではないのに、どう…

教育において身体と身体で向き合うこと

トマ・ピケティ氏いうところの「バラモン左翼と商人右翼」に興味を持って、職場の図書館で検索して引っかかってきた何冊かの本を読んでいます。クーリエ・ジャポン編の『不安に克つ思考』もその一冊でした。結果から言えばピケティ氏へのインタビューはほん…

Macの「写真」でテキスト認識表示を使用する

Macbookで写真を整理していて、先日撮った「SOYJOY」の写真をなにげなくダブルクリックしたら、文字の部分が選択されました。macOS Montereyから、画像内の文字をテキストデータにできる新機能が追加されていたとのことです。知りませんでした〜。 support.a…

スマホ・デトックスの時代

ブリュノ・パティノ氏の『スマホ・デトックスの時代』を読みました。副題に「『金魚』をすくうデジタル文明論」とあって、これは原題の『金魚文明ーーアテンション市場に関する小論』からつけられているようです。 スマホ・デトックスの時代ここでいう金魚と…

習慣のアンカーを引き上げてみる

行動経済学の入門書として有名なダン・アリエリー氏の『予想どおりに不合理』に、アンカー(錨)によるアンカリング(係留)という話が出てきます。伝統的な経済学では、製品の価格は需要と供給で決まり、かつその力はお互いに独立していると考えますが、実…

ソイジョイ サツマイモ

先日、山手線に載っていたら、ドアのガラスのところにこんな小さな広告がありました。ソイジョイの新製品「サツマイモ」の広告です。 https://twitter.com/soyjoy_jpで、まんまと乗せられて、下車後にコンビニで買い求めた次第。おお、確かにこれは私も好き…

とんでけブッチー

朝、家を出て、最寄りの駅に向かっているとき、頭の中で音楽が繰り返し鳴っていることがあります。いわゆる「イヤーワーム」というやつです。おそらくはその直前に読んだ新聞やチェックしたメールの文言に触発されて、記憶の中にある曲(あるいは歌)が再生…

SNSの時代も変質していくのかな

留学生の通訳クラスでは、休み時間になるとみなさん一斉にスマホを操作しています。ほぼ全員が画面に釘付けになっているので、またゲームでもやっているのかしらと思ったら「SNSを見ているんです」とのことでした。「書き込むことは少ないけれど、しょっちゅ…

「朝三暮四」の猿は自分だった

私は先月末に新型コロナのワクチン四回目を接種したのですが、それから一週間も経たないうちに感染して陽性となってしまいました。まだ抗体がしっかりとできていなかったのかもしれません。とはいえ、さいわい微熱と咳が少し出る程度の軽症で済みましたから…

水虫を徹底的に治す

尾籠な話で恐縮ですが、先だって足の指が化膿してQOLが著しく下がってしまったことを教訓として、この際足に巣食っている水虫を根治しようと決意しました。結局のところ今回は、市販の水虫薬にかぶれたところから雑菌が入って化膿し、歩くのも困難なほどにま…

味つけはシンプルな方がおいしい

おいしすぎて、おいしくない。そういうことってあるように思います。例えば市販のお惣菜など、忙しくてご飯を作る余裕もないときに買って帰ることがありますが、たいていは後悔します。味が複雑すぎるのです。外食にしても、私はあまり利用せず、なるべく自…

百番会

きょうは東京・目黒の喜多六平太記念能楽堂におきまして、趣味の「お能」の発表会でございます。趣味の習い事の発表会、それもお能のそれと申せば、何といいましょうか、どこかこうセレブリティな雰囲気を想像される向きもあるやもしれませぬ。いや確かに、…

Zoomのブレイクアウトルームで資料や映像や音声を共有する

コロナ禍に突入してから数年、これまで追い立てられるようにしてオンライン授業への対応を続けてきました。ようやく感染状況にも出口のようなものが見えかけてきて、現在私の職場ではほぼすべての授業が対面に戻っています。もとより私は数年の実践で、少な…

食料品は、もらっておかなきゃ損?

新型コロナウイルス感染症の陽性となってから1週間。幸い私はごく軽い症状で、喉の痛みのほかは最初の頃に微熱が続く程度でした。それもいまではすっかり回復して、念のために購入しておいた抗原検査キットでも陰性になりました。というわけでようやく職場…

フィンランド語 182 …分格を作りまくる

フィンランド語の教室は、ここのところ先生の指示で語形変化や文法の再確認が続いています。先日確認したのは「分格」の作り方です。先生によれば、フィンランド語の文型はつまるところ以下の四つに分類されます。 ① A olla B(AはBである)の文 ② 所有文・…

ホテル・メッツァペウラへようこそ

存じ上げない作家さんでした。Amazonで検索していて偶然見つけたマンガ『ホテル・メッツァペウラへようこそ』。メッツァ(metsä)がフィンランド語で「森」なので、これはフィンランドが舞台なのかなと興味を持ったわけですが、果たしてフィンランド北部のラ…

ソーシャルメディア解体新書

いやもう、ソーシャルメディア*1の、ある意味「正体」を見た思いがしました。とくにSNSやネット上のクチコミにもうずいぶん前から抱いていた違和感のようなもの、その原因や正体はここにあったのかと。副題にもあるようにこの本は、フェイクニュース・ネット…

ダウンしてる?

昨日、アウトライナー(アウトライン・プロセッサー)のWorkFlowyで書きものをしていたとき、ふと気づきました。WorkFlowyがオフラインになっていて、内容が同期されていないのです。画面の一番下に“offline”というアラートが出ていました。アウトライナーは…

陽性者登録とMy HER-SYS

新型コロナの陽性疑いとなってしまったので、一週間ほど仕事はお休みになりました。職場からは来週の金曜日までは出てこないようにとの通知がありました。とはいえ、ほぼ無症状なのでオンライン授業には対応する必要があります。教材や資料をクラウドに置い…

新型コロナ陽性です

昨日は学生さんの中から新型コロナ陽性者が出たので、文化祭のイベントはすべて中止になってしまいました。そのうえで学校側から念のために学生と教職員全員がPCR検査を受けるよう指示され、私も受けました。そしたら、まさかの陽性でした。一週間ほど前にワ…

中止になってしまいました

夏休み明けから練習を重ねてきて、昨日ようやく本番の初日を迎えた留学生による日本語劇。四回公演を行って大成功だったのですが、二日目の今日はすべて中止になってしまいました。留学生の中に新型コロナの陽性者が出たためです。せっかくこの日のために練…

小野寺一の気分

今日は文化の日ということで、これから週末にかけてうちの学校でも文化祭というものが開催されます。コロナ禍で数年中止が続いたので学生さんたちもうれしそう。キャンパス内にも以前のような賑わいが戻ってきました。とはいえ、学内でもコロナ感染者の情報…

揚げ豚

「さもない(然もない)」という言葉を久しぶりに見かけたような気がしました。立ち寄った書店で偶然に有元葉子氏の『有元家のさもないおかず』を見つけ、購入したときのことです。そうそう、日常の炊事で作る料理って、こういう「さもない」ものばかりなん…

マスク問題

脳科学者の安宅和人氏がご自身のブログで、ファクトや論理を無視した空気ばかりが人の行動を左右する私たちの国の現状について警鐘を鳴らしていました。指摘は多岐にわたりますが、例えばいちばん卑近なところでは、いわゆる「マスク問題」について。 現在、…