2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧
《如果日本戰勝了中國》という刺激的なタイトルのこの本、趙無眠*1氏が発表した論文の全訳だ。侵略・被侵略の歴史を事実に即してありのままに探究しようという姿勢のこの本、そのあまりに自由な発想ゆえに当然当局の逆鱗に触れ、中国大陸ではもちろん一般に…
「待望の現代台湾語辞典 ついに刊行!」と帯にある。ホントにそうだよ。私が台湾へ赴任する前、すでに刊行間近という情報があったのだけれど、結局あれから五年近い月日が流れてようやく。あああ、台湾にこれを持って行けていれば、楽しさが倍増したのだがな…
友人の結婚披露宴に出席してきた。中国語学校の同級生だ。場所は目黒雅叙園。初めて行ったが、内部はまるで『千と千尋の神隠し』に出てきた「油屋」のようだ。靴を脱いで上がりテーブルに座る和洋折衷の宴会場。新郎はコーラス、新婦はファゴットの演奏をそ…
弁護士の職をなげうって『ヴォーグ』誌のフード・ライターに転身したという無類の食いしん坊、ジェフリー・スタインガーデン氏のエッセイ。 いやもう次から次に美味しそうなものが出てきて、心拍数があがりお腹が減る。この人のすごいところは、単に美食巡り…
ナンバーポータビリティを利用して、DoCoMoからSoftBankへ乗り換え。機種はキャメロンディアスがCMで使っていた、パントーンが色を監修したという二十色もあるシリーズ。とはいえ私は黒を買ったから全然商品の特徴を活かしていないんだけれど。 まずDoCoMoシ…
アイスホッケー・アジアリーグのプレーオフ最終戦、西武と日本製紙の試合を見に行く。日本製紙が勝てば三年越しの優勝が決まるというので、アウェーにもかかわらず日本製紙側の応援団のほうが盛り上がっていた。私はどちらのファンでもないんだけれど、西武…
派遣仕事の休憩中に、翻訳会社から携帯に電話。「大至急、メールの添付ファイルを見てほしいんですけど」。 たまたまホットスポット(ようやく覚えた)にいたので、パソコンでメールを開いてみると、中国語の原文、翻訳者の訳文、クライアントの修正指示の三…
男性が「なよなよしてる」とか、もっと直截にオカマちゃんを指すらしい。なぜ? ということで検索してみると、以下のような説明が。 娘是女人,砲是男性生殖器。 加起來是女人有男性生殖器,即是人妖。 ホントですか? というか、何でも下ネタでこじつけよう…
渋谷のQ-AXシネマで『孔雀』とこの『Water』のチケットを一緒に買ったのだけれど、なぜか別々に金を払えと言われる。まず『孔雀』の1800円を払い、おつりをもらって、改めて『Water』の1200円を払う。なぜまとめて3000円出しちゃいけないのかな? いきなりケ…
キム・ギドク監督の最新作。『うつせみ』とはまたちがったタイプの、コワい女性が登場。 いつまでも彼に愛されていたいと願うあまり、顔全体を整形して新しい顔を手に入れる女性。韓国は整形王国らしいけれど、私はいやだなあ。自分がするのも相手がするのも…
長らく映画の撮影に携わってきた顧長衛が初めて監督した作品。文革が終わったばかりの中国。地方都市に暮らす五人家族の、何となくぎこちない日常を綴る。 http://www.eiga.com/official/kujaku/ 【ネタバレがあります】 軽い知的障害のある兄、少々身勝手な…
バラエティ番組で、とあるアイドルが楽屋話を披露していわく「いつも撮影用に髪をセットしているから、髪や地肌が傷んでる」。それを受けて司会者が、「じゃあヘアスタイリストに対しても“含扣”する?」と聞いているのだが、“含扣(han2 kou4)”って何? どう…
「ふざけてないで真面目に答えろ」とでも言うべきところで“不要耍寶”と言っているのだが、“耍寶(宝をもてあそぶ?)”って何? いつもお世話になっている台湾ヤフーの“奇摩知識+”で検索してみると、以下のような解説があった。真偽のほどは定かではないが。 …
イージーオーダーで、春夏物のスーツを二着作った。異なる表地を二種類選び、それぞれに異なる仕様(ベントとか裏地とか)を指定して採寸、待つこと三週間。ようやく今日宅配便で届いたのだが……。 あろうことか二種類の表地と二種類の仕様が「てれこ*1」にな…
周恩来の、主に文革発動期から臨終までの十年間ほどを中心に描く伝記。著者は元中国共産党中央文献研究室という、いわば共産党の「正史」を編纂する部署で、その名も「周恩来生涯研究小組」の組長を務めていたという高文謙氏。氏は1989年の天安門事件に連座…
上下ともおおむね綺麗にそろったので、そろそろブラケットも卒業かなと思っていたのだが、今日の調整ではさらに太いワイヤーに交換。 先生いわく「ほぼ揃ってるんですけど、下の歯に若干前後の不揃いがありますので、ここを微調整したいと思います」。この春…
hitomiがお風呂で中国語を学んでいるようだけれど、なんと言っているのかな。こちらに60秒バージョンもあるが、これでもよくわからない。
私は「けむくじゃら系」にめっぽう弱い。 道ばたに猫や犬がいたりすると、すぐに引き寄せられてしまう。しかも、学生の頃友人に指摘されて初めて自覚したのだが、その際に奇声を発しているらしい。それは「の〜!」とか「にょ〜!」(猫の場合)、あるいは「…
ソフトバンクの「Wホワイト」、CMに登場する犬たちに大萌え。 http://mb.softbank.jp/mb/campaign/2G/cm/
仕事帰りに新宿伊勢丹のデパ地下に寄ったら、フロア一杯にダークスーツの男たちが充満していた。文字通り黒山の人だかり。ああそうか、明日は三月十四日だから。ホワイトデー商戦もここまで成果をあげるようになったとは。 上の写真に写っている行列は、入場…
字幕翻訳者の太田直子氏が、字幕制作の裏話、とりわけ文字数や日本語表現との格闘、さらには映画配給会社との格闘についてぶちまけた痛快な本。「ぶちまけた」とは言っても、そこはそれ、批判的な文脈でなおかつ特定の作品名や配給会社が知れてしまいそうな…
“第一次? 我記得好像是在車耶(初体験? 車でだったかな)”と、まあこれは冗談で言っているのだが、それを聞いた相手が“車震啊”と叫ぶ。なるほど〜、確かに車が震動(振動)するわな。 でもお茶の間にいきなり「カー○○○○」という字幕が飛び込むのはいかがなも…
第二次世界大戦末期、軍用機増産のために台湾各地から集められ、神奈川県大和市の「空C廠(のちの高座海軍工廠)」に送られた少年たち。技術を学び、学校の卒業資格が与えられて台湾に戻れば、技術者として働くことができると約八千名の少年が来日したとい…
バラエティ番組の字幕はなかなかおもしろい。ドラマだときっちり台詞ができていて、文字原稿も提供されるから純粋に翻訳だが、バラエティの場合は原稿がなく、しかもかなり自由な、というか、ど〜でもいいような(失礼)会話だから、そのぶん意外な表現に出…
1941年の秋、ドイツ人物理学者ハイゼンベルクが、ユダヤ人物理学者にして師でもあるボーアの自宅を訪れる。食事の後、ほんの十数分間の散歩から帰った二人はただならぬ様子で、かつて共同で量子力学を確立した二人はこの日を境に袂を分かってしまう。 二人の…
ANA中国線就航20周年記念キャンペーンのTVCF、しばらく前から内田恭子が出演するシリーズが放映されている。 http://www.ana.co.jp/anafan/cm/movie/movie26_1_30s.html これまでにもいろんなタレントや俳優が愛嬌ある「なんちゃって中国語」を披露してきた…
フロムの『自由からの逃走』ならぬ、「学びからの逃走」、「労働からの逃走」を主題にした本。ここ数年巷間を賑わせている「格差」とか「勝ち組・負け組」といったキーワードにも連なるものだ。 「学びからの逃走」を取り上げた部分は、著者が勤務している大…
今日は午後から仕事が入っていて、パスポートの書類受付を済ませてからだと昼食を取る時間がなくなりそうだったので、受付の順番を待つ間に都庁の隣にある京王プラザホテル二階の「樹林」へ行った。ここのBLTサンドがおいしいのだ。 アウトドア作家の草分け…
正月からこのかた、こまねずみのように働いていていたら、パスポートの有効期限が二月中旬までだったのをうっかり忘れてた。曲がりなりにも通訳・翻訳を生業にしているというのに、なんたる体たらく。 失効した場合は再度新規申請になるとかで、必要な書類を…
還付金の額が異様に多いと思っていたら、案の定申告書の書き方をかなり大胆に間違えていた。id:Ctransさんに教えていただいて、もう一度作り直し、修正申告するため再度税務署へ。今日も五分で終了。 それでも去年よりはずいぶん還付金の額が多いが、Ctrans…