2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧
新しい文法事項として「第二不定詞具格」というのが出てきました。これは「〜しながら〜する」という表現方法だそうです。これまでも“ja”を使って「〜し、かつ〜する」という表現はできました。 Minä istun ja odotan. 私は座って、待ちます。 それを第二不…
語学教育において「日常で使わない言葉や言い回しを教えても仕方がない」という批判に対して、そんなことはないのではないか、という逆批判を先日書きました。日常生活では使わなくても、一度でも学んだことがある言葉は、身体のどこかに残ってその人の思想…
ディズニーにせよ、アメコミにせよ、勧善懲悪のようにストーリーが明快なものがアメリカ大陸では受けるのかもしれません、とフィンランド語の先生はおっしゃっていました。たしかに「ムーミン」は一つ一つの物語には筋があるものの、最後にすっきりとカタル…
電車のシートで、浅く座って足を「でれ〜っ」と前に出している方がいます。たいていはお若い方で、車内が混んでいる時など迷惑だなと思うのですが、それ以上に他人事ながら心配になるのが腰です、腰! その座り方は腰に超絶的に悪いのよ〜。ああもう見てらん…
昨日Twitterで、タイムラインにこんなツイートがありました。今日は米原万里の命日、15年になります。 pic.twitter.com/DVrAOIb9xA— 井上事務所 (@inoue_jimusho) May 24, 2021 「井上事務所」というのは作家の故・井上ひさし氏の事務所ですよね。……と、こち…
「こんな日本語、使わない」とおっしゃる語学講師に対して「普通に使うのでは」とおっしゃるツイートを拝見しました。全部ふつうに、時には日常会話でも使いますね…。日本語検定1級レベルの例文だそうです。その友達がそのレベルに達しているなら有用な例文…
人に勧められて読みました。「鬼平犯科帳」や「剣客商売」など膨大な著作で知られる氏が、若い編集者に語り下ろす形で書かれた男性の生き方指南書、といった体の一冊です。寿司や蕎麦、天麩羅の食べ方から仕事論や人生論まで幅広く語っていて、なるほど、と…
副総理の麻生太郎氏が高校の特別授業で講演した際の発言が話題になっていました。この発言自体は昨年のものだそうですが、なぜか今になってまた物議を醸しているんですね。まあこの方の場合、問題のある発言を次から次へと繰り出してきていて、広く疑念の目…
一週間ぶりにジムのパーソナルトレーニングに行きました。東京都に緊急事態宣言が出されてからというもの、いつも出勤前に行っていた大手鉄道会社系のジムは休業が続いていて、ウェイト系のトレーニングがまったくできないので身体がなまってしかたがありま…
いつも最初に日本語の文章を書き、それをフィンランド語に訳しています。まだまだ語彙も表現も乏しいので、あまり日本語の表現にとらわれず、なるべく文を短く切って、かつ「要するにこういうことが言いたい」という気持ちで意訳、というかなるべくシンプル…
先日、夕飯を作りながらテレビをつけていたら、NHKで『サンドのお風呂いただきます』という番組をやっていました。お笑いコンビのサンドイッチマンが様々な家庭のお風呂を体験に行くというこの番組、今回は「特別編」ということで、あの劇団四季の舞台裏に潜…
Quizletという単語学習用のオンラインアプリがありまして、私は公私ともにお世話になっています。「私」のほうは、もっぱら趣味(≒ぼけ防止)のフィンランド語の単語を覚えるために使っています。今のところ2000個近くの単語を登録して繰り返し覚えています…
「自分の身体の使い方を自分で考えてみることが大切なんですよ」。ジムのパーソナルトレーニングに行った際、トレーナーさんがそうおっしゃっていました。東京都にみたび緊急事態宣言が出され、それが延長されるにいたって、私がふだん早朝に通っていた大手…
昨日Twitterで拝見したこちらのツイート。分かるなあ、そうだよなあ。正直に言いますけど、いま2〜30代前半とかでバリバリ現場でやってる書店員/個人本屋とかに業界論を語る場を設けてその意見をガッツリ取り入れる、とかしないとダメですよこの業界。いい歳…
華人留学生がなかなか日本語を話したがらないーーというエントリを昨年書きました。qianchong.hatenablog.com華人留学生、つまり中国語圏の留学生さんたちは、日本語を学ぶために日本に留学しているというのに、中国語母語話者同士ではすぐに中国語での会話…
“Kuten vanha sanonta kuuluu(古い諺に曰く)”という表現はネットで見つけました。作文していて単語のつながり、つまりコロケーションに自身がない場合、Googleでそのフレーズを検索してみることにしています。たくさんヒットすれば使える。まったくヒット…
就職活動真っ最中の中国人留学生(女性)が「一次面接に受かりました!」と教員室へ報告に来ました。素晴らしい! もともと外国人留学生の日本における就活はいろいろと厳しい状況があるところに加えて、昨今のコロナ禍でその大変さは例年以上です。ぜひ引き…
筋トレをするのは「生きるための筋肉」が必要だからーー。雑誌『CREA』のweb版で、作詞家/ラジオパーソナリティ/コラムニストのジェーン・スー氏がそう書かれていました。心から同感です。私もこのブログで同じことを伝えたいと駄文を少なくとも10本は書き…
先日いくつかの新聞朝刊に載った、この宝島社による全面広告。共感を寄せる声がある一方で、写真の出典や写真とコピー(文章)の齟齬などをめぐって、疑問の声にもいろいろと接しました。疑問の声を総合してみると「この写真は1941年の太平洋戦争開戦前に撮…
“Kannustushuutojakin kuultiin, mutta ne oli etukäteen nauhoitettuja(歓声も聞こえたが事前に録音されたものだった)”。フィンランドの国営放送Yleのニュースサイトで、そんな記述を見つけました。先日、5月9日に新国立競技場で行われた、東京オリンピッ…
東京五輪をめぐるドタバタが連日のように話題に上っています。私は近代五輪はすでにその役割を終えたと考えているので、いまのような状況下ではもちろん、平時であっても金輪際五輪を行うことに反対ですが、Twitterではこんなリプライ(リツイート)をもらい…
「最初に質問する奴は偉い」。Twitterのタイムラインにこんなツイートが流れてきました。いやあ、本当に素晴らしい。同感です。どこで拾ったのか忘れてしまったけど、素晴らしいスライド! pic.twitter.com/aw32YbJ4Wl— 紀平晃功 (@akinorikihira) May 6, 20…
通訳をしているときの「鬼門」とでも呼ぶべきものは多々ありまして、例えば中日通訳では“中國有句古話說……(中国の古い言葉にいわく……)”などといって漢詩や成語、古典の引用などをされる、というのがその代表格です。漢籍の素養などほぼ無きに等しい私など…
最初、冒頭を“Minä rakastan käydä saarilla”としていたのですが、“rakastaa(愛する)”は“käydä(訪れる)”という動詞の原形を取れないということで、下のように直されました。言われてみればそうですね。“haluta(〜したい)”などと同じような感覚で書いて…
日本経済新聞のネット記事に、コロナ禍は伝統芸能にも少なからず影響を与えているという記事が載っていました。リンク先は会員限定なのですが、私は職場でとっている「紙」の方で読みました。www.nikkei.com落語など演芸の寄席でも興業の中止がかなり深刻な…
能の曲(演目)に『楊貴妃』というのがあります。日本の伝統芸能である能に中国のお話が出てくるのは不思議だと思われるかもしれませんが、実は能には「中国物」と呼ばれる、中国の古典に取材した演目が数多くあります。能が成立した室町時代の日本人が、い…
1984年に出版された『失敗の本質』という本がありまして、現在は中公文庫で読むことができます。その「文庫版あとがき」は平成三年(1991年)、つまり今からもう30年も前に書かれたもので、最後はこう締めくくられています。 企業をはじめわが国のあらゆる領…
「一体何を見せられているの?」というフレーズがありますね。直視するのがはばかられるような、こちらが恥ずかしくなってしまうような他人の行為(その多くは恋愛にまつわるもの)なんですけど、つい見ちゃう、というか見られてうれしいというニュアンスも…
髪の毛を染めるときに「染みてないですか?」と聞いてくるのが謎。そんな記事が文春オンラインに載っていました。bunshun.jp私は時々軽い頭皮湿疹が出るので、そんなときに髪の毛を染めると染みます。染みるというか、激痛が走ることもあります。でもいつも…
緊急事態宣言が発出されたことによって、東京都では1000平方メートルを超える施設に対して休業要請が行われています。そのため、いつも出勤前に早朝から利用しているジムも休業になってしまいました。せっかく毎日運動する習慣が定着してきたというのに、こ…