インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

積極的に身体を動かしていないと死んじゃう

緊急事態宣言が発出されたことによって、東京都では1000平方メートルを超える施設に対して休業要請が行われています。そのため、いつも出勤前に早朝から利用しているジムも休業になってしまいました。せっかく毎日運動する習慣が定着してきたというのに、この事態はとてもつらいです。気持ち的にもつらいけど、身体的にはもっとつらい。日々身体を動かすことが習慣化されてしまうと、逆に動かさないでいることが非常に気持ち悪くて仕方なくなるんですね。

じゃあ通勤時に一駅か二駅手前で降りて歩けばいいじゃないかということになるんですけど、もはや筋トレが日常化していて、そんな程度の「軽い」運動では気持ち悪さが解消できない身体になっています。昨年の一回目の緊急事態宣言のときには、だから職場のオフィスに朝早く行って、腕立て伏せだの、椅子を使った「リバースプッシュアップ」だのをやっていました。

私の場合、筋トレは筋肉をつけるためというよりは肩こりや腰痛を予防するためです。ですから、必ずしもウェイトをかけなくてもよくて、体幹レーニングを中心にしているのですが、それでもある程度の負荷というか、自分を追い込む方向でやらないとぜんぜん身体がスッキリしない上に腰痛なども軽減されません。

パーソナルトレーニングでそんなことをぼやいていたら、トレーナーさんが「新しくはじめたサービスを試してみませんか」とおすすめしてくれました。LINEを使って、その人の要望に合わせたトレーニングメニューを配信してくれるうえに、毎日「しっかりやってますか」とか「今日はメニューをこなせましたか」などのプレッシャーもかけてくれるというサービスです。

せっかくなので、おすすめに従ってサービスを利用してみることにしました。トレーナーさんは私の身体能力をよく分かっているので、私の身体能力でできるギリギリの負荷を前提にメニューを組んでくれます。始めて10日ほどになりますが、なかなかハードです。でもこれなら緊急事態宣言中も身体がなまらなくて済むかもしれません。

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しかし、肩こりや腰痛が慢性化して、ほとんどQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)の低下を招くにまで至ってはじめて、日常的に身体を動かすことの大切さを痛感しました。特に中高年に至った私たちとしては、どれだけ身体を動かして老化に対応していくかが死活的に重要だと感じています。デスクワークが多い私たちにとっては特に。『LIFESPAN―老いなき世界』という本を読んでいたら、こんな記述がありました。

父は初め生化学者になる教育を受けた。ところがコンピュータにのめり込み、ある病理検査会社でコンピュータ担当者として働いた。当然ながら、画面の前で長時間椅子に座って過ごすことになった。それは、恐ろしく体に悪いと専門家が指摘する生活習慣である。喫煙と同じくらい有害だとする研究者までいるほどだ。(247ページ)

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LIFESPAN(ライフスパン)―老いなき世界

これはパーソナルトレーニングのトレーナーさんにもよく言われることです。長時間座って、パソコンに向かい続けることがどれほど身体に悪いか。老化はもちろん抗いがたい傾向ではあるけれど(でも、この本ではその「常識」に真っ向から異を唱えているのですが)、少なくともQOLをできるだけ下げない方向で身体を鍛え続けたいものです。『LIFESPAN』にはこんな記述もありました。

生物学的に見て、体がどれだけ年老いているかを確かめる簡単な検査がいくつかある。腕立て伏せが何回できるかは、かなり優れた目安だ。46歳以上の場合、20回を超えられたらたいしたものである。(148ページ)

おお、これは私、楽勝でできます。でも……

ほかには「座り立ちテスト(SRT)」というのがある。裸足で床に座り、両足をクロスさせる。そのまますばやく体を前に傾けて、一度で立ち上がれるかどうか試してみるといい。若い人ならできる。中年になると、どちらかの手で押してやらないと普通は起き上がれない。高齢者ならたいていは片膝をつかなくては無理だ。(同)

こちらは、まったくダメでした。やっぱり私は、まごうかたなき中高年なのです。ま、これからも積極的に身体を動かしていこうと思います。身体を動かしていないと死んじゃう。冗談ではなく、本当にそう感じています。