インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

身体の使い方を自分で考える

「自分の身体の使い方を自分で考えてみることが大切なんですよ」。ジムのパーソナルトレーニングに行った際、トレーナーさんがそうおっしゃっていました。

東京都にみたび緊急事態宣言が出され、それが延長されるにいたって、私がふだん早朝に通っていた大手鉄道系のジムは休業状態が続いています。中小規模のジムは営業を続けているところも多いようで、上述したパーソナルトレーニングのジムも規模が小さいので、ほぼ通常営業です。でも平日に毎朝身体を動かしに行っていたジムが休業を続けているので、身体がなまって仕方がありません。といって、お高いパーソナルトレーニングに毎日行くわけにも行かないですし。

特にウェイト系のトレーニングができないのがつらいです。自重を使ってもできなくはないですが、たいした負荷はかかりません。困ったなあと思っていたところに、LINEで個人向けのトレーニングメニューを毎週送ってくれるサービスをオススメされたので、ここ数週間ほど試しています。こちらから「こんなのがしたい」という要望も出せるので、先週は「自重を使って負荷の大きいトレーニングをしたいんですけど」と頼んでみました。

トレーナーさんによれば、自重を使ったトレーニングは確かに限界があるけれど、それでも「やりよう」はあるとのことです。例えば腕立て伏せでも、身体を下ろした状態で「キープ」するとか、「ジャンプ」する反動を使ってさらに負荷をかけるとか。そんなこんなで、先週もかなり負荷の高い(自分にとっては)メニューが6〜7種類ほど送られてきて、毎朝取り組んでいました。

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https://www.irasutoya.com/2020/08/blog-post_40.html

しかしLINEで送られてくるトレーナーさんの動画を見ながら自分でもやってみるのですが、どうしても細かい身体の使い方が分かりません。これで合っているのかどうか、これで効いているのかどうか……実際に対面してのパーソナルトレーニングだと細かく指示や訂正や助言が入るのですぐに修正できますが、動画は一方通行ですからね。

それで先日パーソナルトレーニングに行った際にその不安を告げてみたら、冒頭のような助言をいただいたわけです。「自分の身体の使い方を自分で考えてみることが大切なんですよ」。なるほど。筋トレをしていて常に痛感しているのは、自分は身体の使い方が「てんでなっちゃいない」ということです。トレーナーさんがいとも簡単にできる動きが、自分にはできない。それは単に筋肉がないからとか、ましてや気合いが足りないからではなくて、ひとえに身体の使い方が洗練されていないからです。それも全身の統合された使い方ができていない。

先日ブログに書いた「座り立ちテスト(SRT)」にしても、これができなくなるのは全身の統合された使い方ができなくなるからだと思われます。主に胸筋を鍛えるベンチプレスだって、実は胸筋だけでバーベルを上げているわけではなく、体幹から下半身に至るまでの全身をうまく使って効果的に胸筋を鍛えるように持っていく動きが存在します。優秀なアスリートの動きが美しく、かつパフォーマンスも優れているのは、その全身の統合された使い方がきわめて洗練されているからなんですね。

パーソナルトレーニングではその身体の使い方を逐一教えてもらえるわけですが、動画だとそうはいかない。でもその時に自分で「どう身体を使えば、ここで求められているトレーニング効果を上げることができるだろうか」とか「どう身体を使えば、腰や肩などに不要な負担をかけないでできるだろうか」などと、自分の頭で考え、身体を動かしてみることが大切なのだと。

そう言われて、改めて動画に映っているトレーナーさんの動きを子細に観察すると、「ああ、ここでは肩甲骨をまず寄せてから動いているな」とか「ああ、このときは骨盤を立てた状態で下ろすんだな」とか、そういうことが分かってきます。なるほど。ここでもまた、自ら能動的に動いていかないと、自分の身体は改善していかないということを学ばされたのでした。筋トレは本当に奥が深いです。

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