英語を学ぶ
先日このブログで、山口周氏の『ビジネスの未来』に引用されていたアン・モロー・リンドバーグの言葉をご紹介しました。山口氏はこのように書かれています。 大西洋単独無着陸飛行にはじめて成功したチャールズ・リンドバーグの妻であり、また自身も女性飛行…
オンライン英会話で「こないだイングランドの南西部、デヴォン州とコーンウォール州を旅行しました」と言ったら、講師の先生がそのデヴォン州はプリマス出身の方だったので、そこから先生の「ふるさと語り」が止まらなくなりました。も〜、こちらにぜんぜん…
いつものように朝の通勤電車でスマホのDuolingoをやっていたら、連続記録が3000日になっていました。私はおもに英語を練習していますが、この間Duolingoはたびたび仕様が変わり、カリキュラムも何度か大幅に動いていて、こうやって8年近く取り組んでいても…
歳を取って以前ほどお酒を飲めなくなりました。一生ぶん飲み尽くしたからもういいやとお酒を飲まないでいた時期もありましたが、旅行先ではやっぱり地元の酒場に行ってみたくなります。イギリスといえばパブが有名ですが、最初はなんだか入りにくそうな雰囲…
イングランドの最西端、コーンウォール州は「独自の文化や言語、帰属意識を持った地域であり、イングランドの他の地域とは趣を異にしている(Wikipedia)」のだそうです。その独自性を誇るかのように、黒地に白十字というコーンウォールの旗をあちこちで見か…
『日の名残り』のスティーブンスはイングランド南西部への旅に出た二日目の午後、ドーセット州のモーティマーズ・ポンドという美しい池に出会います*1。車のラジエーターの水が切れかかっていたことに端を発して、助けを求めたお屋敷の「従卒」に勧められて…
きのう、オンライン英会話のチューターさんからそう聞かれました。そのチューターさんとは初めてのレッスンだったので、私が自己紹介しながら仕事は語学の教師をしていますなどと話していたら、“I've got a question for you as a teacher of a different la…
このペグマンはなんだろうと思いました。ペグマンというのはGoogleマップでストリートビューを使うときにドラッグしてぽとんと落とす、いつもは黄色いあの人形のことです。ふだん人であふれていて騒がしい東京都心で働いているせいか、ひまなときにはGoogle…
オンライン英会話で、英国人のチューターさんにレッスンを受けるとき、英国のトピックを話すことがあります。まだ英国には行ったことがありません、いちど行ってみたいです、都会は苦手なので車を借りて田舎をめぐりたいです、スコットランドの湖水地方なん…
「メタクソ化(enshittification)」という言葉を知りました。AmazonやFacebook、TikTokなど、ネットで隆興したプラットフォームが巨大化するにつれて、どんどんその仕組みが改悪されることでユーザーにとっての品質が下がっていくという、不可避とも言える…
ふだん通勤には京王線の新宿駅を利用しています。主にデパ地下直結のルミネ口か、京王新線や都営地下鉄との共同改札、もしくは京王新線の東京都庁寄り改札(新都心口)を使っているのですが、この新都心口でよく外国人観光客とおぼしき方々が困った表情で券…
留学生の一般教養クラスで、それぞれの国の言語政策について発表を行ってもらいました。中国の留学生が文字改革について説明してくれたあと、質疑応答の中でなぜか「以前は英語の授業で筆記体というものを学んだということですが……」という話になりました。…
移動中やジムでのトレーニング中によく英語のポッドキャスト番組を聞いています。以前は BBC の 6 minutes English を聞いていたのですが、ここのところはもう少し「やさしめ」の、オンライン英会話のチューターさんが紹介してくださった Coffee Break Engli…
オンライン英会話で、自分の母語とは異なる様々な言語を学ぶことは大切ですよね、みたいな話をしていたら、チューターさんから Arrival って映画を見たことはある? と聞かれました。アライバル、アライバル……どこかで聞いたような、見たようなとしばし考え…
オンライン英会話のCambly、何度も挫けそうになりながらもまだ続いています。畢竟、外語学習というのは挫けそうになったり心折れたりすることの連続がデフォルトみたいなものですから、「妖怪あきらめ」(©奈倉有里氏)が出てきてもやすやすとその誘いに乗ら…
辞書アプリ「物書堂(ものかきどう)」さんが、毎春恒例の「新学期・新生活応援セール」を実施されています。macOSのユーザ限定ではありますが、さまざまな辞書が普段よりもかなりお安く購入できるので、日本語を学ばれている留学生のみなさんにもぜひおすす…
『ワシントン・ポスト』の電子版に、日本の流行語「もしトラ」が紹介されていました。政治的・経済的にはまだしも、外交的にはけっこうなところまで、軍事的にはほぼアメリカの属国、といって悪ければ「51番めの州」ないしは「コモンウェルス(自治領)」と…
およそ20年ぶりくらいで、カズオ・イシグロ氏の『日の名残り』を読み返しました。私は2001年発行のハヤカワepi文庫版を持っていて、かつて読んだときにとても感動したことだけは覚えていました。でも今回、ふと書棚から手にとって読みだしたら、おおまかなプ…
台湾発のSNSで、基本的には大学生専用のプラットフォームとして人気のある「Dcard」(日本でも「Dtto」という名前でサービスが提供されています)。そのDcardのYoutubeチャンネル「Dcard Video」*1の動画で「FOMO」という言葉を知りました(14:00〜)。www.y…
オンライン英会話でレッスンの予約をする際に、チューターのプロフィールをよく読みます。生徒からの評価が高いとか、教えている内容が自分のレベルに合っているとかも大切ですが、私がとくにひかれるのは、チューターご自身がご自分の母語である英語以外に…
仕事柄、通訳教材を作るときや自身の語学の勉強のためにも、よく外語の動画や音声の「文字起こし」を行っています。いわゆる「ディクテーション(中国語:聽寫)」というやつです。その昔は「テープ起こし」などと称していて、文字通りカセットテープに録音…
ChatGPTは文字でやり取りするほかに音声でもやり取りできる……ということで、ChatGPTと会話の練習をしてみようと思いました。やりかたはネットや既刊本にさまざまな方法が書かれています。まずはパソコンのChromeに拡張機能の“Voice control for ChatGPT”を入…
先日AIを使った語学学習や翻訳について考えていた際、このブログに「自分はこうしたサービスを使う際に必要となるそうした知識や教養を育むことにこれからも専念すればよく、一方でこうしたサービスの便利なところはどんどん活用させてもらうというスタンス…
Google翻訳やDeepLなどの機械翻訳、またChatGPTなどの生成AIによる翻訳が実用に供され、その能力がどんどん上がっていると喧伝されているなか、もう翻訳を学ぶ意味はなくなってきたのではないか、さらには外語学習自体が陳腐化していくのではないか……そんな…
オンライン英会話のCambly、初めてレッスンを受けたのが昨年の1月4日でしたから、ようやく1年が経過しました。週に3回、それぞれ30分の受講なので、すべての受講時間を合計してもたいしたことはありません。それでも、まったく得意ではない英語をマンツ…
ことしのお正月にオンライン英会話をはじめて、もうすぐ1年になります。1年と言ったって、基本的に30分のレッスンを週3回ですから、学習時間としてはたいしたことはありません。オンライン英会話以外にスマートフォンのアプリで学んだり、問題集に取り組…
昨日の朝、通勤電車でDuolingoをやっていたら、こう聞かれました。“Are you trying to exercise at least three times a week?(少なくとも週に三回運動するようにしていますか)”。たんなる偶然でしょうけど、Duolingoは時々こういう「どうして自分のことを…
留学生の通訳クラスで日本の「部活動」の話題が出て、ひとしきり話が盛り上がりました。中国語圏の国々では学校によってクラブやサークルみたいなのはあるけれども、日本の「ブカツ(部活動)」とはちょっと違うんじゃないか、いや同じだ、自分はいわゆる「…
オンライン英会話のレッスンで新しい教材を使い始めました。最近はずっとニュース記事を使って、最初に全体を音読して発音をチェックしてもらい、そのあと記事についてのディスカッションを行うというパターンで学んでいます。昨日から使い始めたのはengooの…
オンライン英会話のCamblyでチューターさんと会話をしていたら、なかなか率直なことを言われました。以下はレッスン後にディクテーションしてみた*1その部分です。 I think you're my third person from Japan in the last couple of hours, and the very fe…