インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

北京1966

編訳者のおひとりと一緒に忘年会をやって、その時に「こういうのが出たんだけど」と頂いた本。『北京1966―フランス女性が見た文化大革命』*1です。ページをめくって目に飛び込んできた写真にびっくりしました*2。 口絵として収められている40枚ほどの写真は…

パリが呼んでいる

じゃんぽ〜る西氏のマンガ、新刊です。帯に「あとがきで衝撃の告白!」とあるも、ま、ただの惹句だからと全く気にせず読みすすめ、あとがきで……わはは、ホントに衝撃の告白でした。どんな内容かはネタバレになるので書かないでおきます。 氏のマンガは、以前…

電子書籍版・夢野久作『能とは何か』

KindleのPaperWhiteが欲しいな〜と思っていたんですが、よく考えたらiPod、iPhone、iPadに加えてさらにポータブルデバイスを持ち歩くのも何だし、できるだけシンプルにひとつだけ持ち歩くとしたらやっぱりiPhoneだし、幸い視力はまだよくて老眼にもなってい…

春餅西紅柿炒鶏蛋炸醤麺之会

社会人クラス今年最後の授業は、学校のキッチンを使ってクラス会を行いました。今学期はちょうど処置文(“把”構文)を学んだところだったので、ビールを飲みつつ料理を作りながら復習(テキトーですけど)。“把”構文は「何をどうする」という文なので、料理…

雲のうえ: 一号から五号

北九州市の地域情報紙『雲のうえ』の創刊号から第五号までが合本となって、ムックの形で発行されるそうです。早速Amazonで予約してきました。 私は北九州市に実家があるんですが、この『雲のうえ』は帰省するときに乗るスターフライヤーでもらった時に知りま…

樹挪死,人挪活。

中国人の同僚から“樹挪死,人挪活。”と書かれたメールをもらいました。“挪(nuo2)”は「移す」とか「動かす」という意味ですから、樹は環境を変えると枯れちゃうけど、人は環境を変えることで活きるということですかね。私がいまの職場を去ると知って贈ってく…

「型」を身につける

シノドス・ジャーナルに興味深い記事が載っていました。『思考の「型」を身につけよう 人生の最適解を導くヒント』という本の序文を転載したものだそうですが、学校(特に高等学校以降の教育)で何を教えるかについて、以下のように書かれています。 私は経…

喜多流職分会十二月自主公演能

能「女郎花」、狂言「仏師」、能「葛城」、仕舞「邯鄲」、能「猩々」という盛りだくさんの内容。場内ぎっしりでした。どれも素晴らしかったけど、やっぱり今練習している「猩々」が一番興味深かったです。 ワキのセリフ「これは唐土かね金山の麓/揚子の里に…

らーめん田丸

午前中選挙に行って、そのあと目黒の喜多六平太記念能楽堂へ向かう前に、権之助坂下にあるラーメン屋さん「らーめん田丸」に行きました。このお店、懐かしいなあ。たぶん25年ぶりくらいの再訪です。 当時大学生で、同級の友人と一緒にできて間もない目黒区美…

ユネスコによる「無形文化遺産能楽」

午前中の授業が終わったあと、急ぎ国立能楽堂に駆けつけました。場内には空席も目立ちましたが、いやあ、素晴らしい舞台でした。 能「恋重荷」(金春流)は、「こいのおもに」という題名とはうらはらにとても静かな能でした。シテの怨霊みたいな面がものすご…

立ち食いそば

柳家喬太郎師匠じゃないですけど、立ち食いそばが大好きで。師匠は「コロッケそば」とか「ウインナー天そば」をよくマクラに使ってますが、私はもう「かき揚げそば」ばっかり。 いつも朝食は、恩師のオススメにしたがってグリーンスムージーだけ*1なんですけ…

退職することになりました

足かけ六年、事務局や非常勤講師をしていた頃から数えると十年以上お世話になった学校を退職することになりました。退職の理由はまあ、いろいろあるんですけど、とりあえず次の仕事を探し始めています。といっても、もうすぐ天命を知るっちゅ〜ようなトシで…

能の稽古

今年の夏頃からご縁があって、能の稽古を始めました。もちろん、趣味ですけど。 能に興味を持ったきっかけは二年ほど前、通訳スクールの実践授業で女性能楽師の先生を講師にお呼びして、逐次+同時の通訳訓練兼講演会を行ったこと。彼女はうちの細君の知人な…

久しぶりに戻ってきました

一年近くブログを放置していました。この間はSNS、ツイッターやフェイスブックに浸っていたんですけど、何となく違和感を覚え始めたのでまたこちらにも出没してみようかと。 ツイッターやフェイスブックの何が面白かったかって、もう方々でさんざん言われ尽…