インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

自分の中にない語彙はなかなか出てこない

日替わりで「秘密の単語」を見つけるゲーム「Contexto」。英単語を入力すると、その日の「秘密の単語」との類似度に応じてAIが数字でスコアを返してきます。スコア1がその日の正解である「秘密の単語」で、スコアが例えば何千とか何万とかの数字になると、「秘密の単語」とはかなり類似度の低い言葉ということになります。

私は毎日スキマ時間にこのゲームを楽しんでいますが、きょうはものすごく難航して、結局ギブアップしました。とはいえスコア2の“refrigerator(冷蔵庫)”まではたどり着いていたのです。スコア3の“appliance(家電)”もスコア4の“freezer(冷凍庫)”もスコア8の“oven(オーブン)”も思いついたのに、正解の“dishwasher(食洗機)”は思いつきませんでした。

はたから見れば、なぜそこまでたどり着いていて「食洗機」が出ないのかと訝しがられると思います。でも個人的には「なるほど」と変な納得感がありました。だって私はこれまでの人生で一度も食洗機を使ったことがないんですもん。自分の中に実感を伴って根づいていない語彙は、とっさのときに言ったり書いたり聞きとったりすることはできない……語学をやっている人にとっておなじみのこの事実を、あらためて確認したのでした。


https://www.irasutoya.com/2014/09/blog-post_77.html