インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

五輪

冬季五輪をやってるって?

ジムでのパーソナルトレーニング中、インターバル時間にトレーナーさんから「北京五輪、見てます?」と聞かれました。私はまったく興味がないのでその旨話したら、トレーナーさんも「実は僕もです」とおっしゃっていました。職場でもまったく話題に上りませ…

スポーツゴジラ

仕事や私用で地下鉄都営大江戸線を利用することが多いのですが、その駅構内でときどき『スポーツゴジラ』というフリーペーパーを見かけることがあります。私は身体を動かすことは大好きですが、スポーツ競技にはあまり興味がありません。それに表紙に「toto…

「ろう通訳」の生放送

この夏は東京オリパラが「強行」されましたが、私はまったく興味がなく、多額の税金をはじめとした社会のリソースを、コロナ禍への対応後回しでつぎ込むオリパラ自体に反対でしたので、それこそ一瞬たりとも見るものか! ……と、ちょっと変な意気込みでひと月…

もうちょっと現実的なところで社会情勢とリンクしてほしい

早朝から、ジムのパーソナルトレーニングに出かけてきました。ここのジムは朝10時から開いているのですが、休日の朝一番だと若いアスリートのみなさんはほとんどまだ出てきていないので、広いジムに私一人だけということもよくあります。というか、それを狙…

体育の授業がもっと有益なものになってほしい

ジムのパーソナルトレーニングで、トレーナーさんに「とにかくスポーツや体育の授業が嫌いでした」と言ったら驚かれました。「そんなふうに見えない」とおっしゃる。トレーニングでの、私の身体の使い方を見ていればわかるじゃないですかという感じですが、…

メダルをめぐる「気持ち悪さ」

名古屋市長の河村たかし氏を五輪選手が表敬訪問してメダル獲得の報告をしたところ、河村氏がメダルにかじりついたとして問題になっていました。news.yahoo.co.jp私自身は五輪に何の興味もありません。それどころか近代五輪はすでにその役割を終えたので廃止…

結局、ウナギは食べていいのか問題

「土用の丑の日」というのがありますね。つい最近も7月の末にありました。近所のスーパーではその前の週あたりから「ウナギの蒲焼」に関するPOPが登場し、当日前後は蒲焼きの屋台が出るだの、どこどこ県産のブランドウナギが入荷するだのといった宣伝が行わ…

「この国」という主語の大きさについて

五輪関係の情報に一切接していません。もともと五輪には興味がなくて歴代の大会もほとんど見ていないのですが、今回はもう見ることそのものが自己欺瞞のような気がして、意識的に遠ざけています。新聞の五輪関連(メダルの数がどうしたこうした、日本選手が…

「もう始まってしまったんだから」の気持ち悪さ

週末から腰痛がまたぶり返してきたので、治療院を兼ねているジムに行ってパーソナルトレーニングを受けてきました。朝一番の人が少ない時間を狙って、一応の感染対策も考えつつ。トレーナーさんはみなさんスポーツに何らかの形で関わってらっしゃる方々です…

今日のこの「うんざり感」を忘れまい

Twitterにこんな画像が載っていました。ホント、よくできてます。Linkedinからの拾い画像。どなたの作か知りませんが、よくできてる。 pic.twitter.com/fA7oDx1uNL— Shoko Ogushi (@vostokintheair) July 21, 2021 今朝の新聞にも載っていましたが、本当にこ…

ポエムになじめない

通勤電車内の広告画面で、よくこの動画が流れています。プロサッカークラブ・FC東京のプロモーションビデオです。車内では音は流れず、字幕だけが出るのですが、この動画を見るたびに「ああ、この感覚が、私にはないんだなあ、なじめないなあ」と思って、な…

日本の「空気」はメダルラッシュで一変するだろうか

かの「インパール作戦」にも準えられる今次の東京五輪、日本政府と東京都は何が何でも強行するつもりのようで、いよいよ「本土決戦」の様相を呈してきました。そんな中、ライター・編集者の中川淳一郎氏が『PRESIDENT Online』に書かれた記事がSNSで「炎上」…

アスリートも黙ったまま同調しないでほしいのです

一週間ぶりにジムのパーソナルトレーニングに行きました。東京都に緊急事態宣言が出されてからというもの、いつも出勤前に行っていた大手鉄道会社系のジムは休業が続いていて、ウェイト系のトレーニングがまったくできないので身体がなまってしかたがありま…

遠い北の国でも報じられて

“Kannustushuutojakin kuultiin, mutta ne oli etukäteen nauhoitettuja(歓声も聞こえたが事前に録音されたものだった)”。フィンランドの国営放送Yleのニュースサイトで、そんな記述を見つけました。先日、5月9日に新国立競技場で行われた、東京オリンピッ…

Twitter内外の温度差

東京五輪をめぐるドタバタが連日のように話題に上っています。私は近代五輪はすでにその役割を終えたと考えているので、いまのような状況下ではもちろん、平時であっても金輪際五輪を行うことに反対ですが、Twitterではこんなリプライ(リツイート)をもらい…

失敗の本質

1984年に出版された『失敗の本質』という本がありまして、現在は中公文庫で読むことができます。その「文庫版あとがき」は平成三年(1991年)、つまり今からもう30年も前に書かれたもので、最後はこう締めくくられています。 企業をはじめわが国のあらゆる領…

アスリートもそろそろ声を上げるべきではないか

「一体何を見せられているの?」というフレーズがありますね。直視するのがはばかられるような、こちらが恥ずかしくなってしまうような他人の行為(その多くは恋愛にまつわるもの)なんですけど、つい見ちゃう、というか見られてうれしいというニュアンスも…

五輪に熱狂するだろうか

新宿の街は、昨日も人であふれていました。緊急事態宣言が発出されているなかゴールデンウィークに入った東京ですが、私の職場はオンラインと対面を組み合わせながら「カレンダー通り」に授業をしていて、昨日は都心に出かけたのですが……いや、すごい人出で…

アップデートされていない

フィンランド語のニュースサイトをのぞいていたら、橋本聖子五輪担当大臣が東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長就任要請をうけたという話題が載っていました。見出しには“joutui vielä selittelemään omaa ahdisteluskandaaliaan(自らのセク…

五輪を弔う

森喜朗氏の女性蔑視発言に端を発する五輪組織委員会のゴタゴタが尾を引いています。思い起こせばこの五輪、その招致時から賄賂疑惑や「アンダーコントロール」の吹聴など数多くの問題があり、招致が決まってからも新国立競技場の建設、エンブレムの盗作疑惑…

GoToキャンペーンの「はしたなさ」

とある新聞の投書欄に、こんな趣旨の意見が載っていました。「最近のテレビのワイドショーでは『GoToキャンペーン』の話題が花盛りで、いかに特典をうまく使うかの紹介を競っているが、本当に困っている人はそれどころではない……」と。私も、景気を刺激する…

いまからもううんざり

予想はしていましたが、年が明けたらことさらに「オリンピック」を盛り上げようとする声喧しくて、もう本当にうんざりです。ふだんからテレビはあまり見ないのですが、その少ない視聴時間でも「多いな」と感じるんですから、これから先、「本番」が近づくに…

「かぶる傘」ではなく日傘を買いました

五月としての史上最高気温が各地で更新されている日本。東京も数日前から尋常ではない暑さになっています。うちの職場は服装自由なので、私はすでに上はポロシャツ一枚で通勤していますが、今からこれだと六月や七月はどうすればいいんでしょう。というか、…

星条旗の51番目の星

スマホで中国語の講義をいろいろと聴ける『得到』というアプリがありまして、その中の名物講義のひとつに“罗胖老师”こと罗振宇氏の『罗輯思維』というのがあります。ご自分の姓“罗(羅)”を使い、“逻辑思维(ロジカルシンキング)”をもじって『罗輯思維』で…

「ナチュラルに見下している」差別について

先日報じられていたこのニュース、なんとも後味の悪い感覚が残りました。www.oita-press.co.jp別府大分マラソンでボランティア通訳者を務めた50代の女性が、担当した選手について「原始人とコミュニケーションをしている感覚でした」とか「最初はシャイだっ…

無償労働を正当化した先には……

昨日、Twitterのタイムラインで拝見したこちらのツイート。ふざけんな。英語で選手に理学療法を提供できるようになるまでにどんだけの労力と時間とお金かけてると思ってんだ。誰がやるんやこんな案件。1日9時間、7日以上もプロとして仕事させたいなら最低200…

東京五輪のボランティアは「人生最高の二週間」か「やりがい搾取」か

『ブラックボランティア』の本間龍氏と『東京オリンピックのボランティアになりたい人が読む本』の西川千春氏が対談という、ある意味奇跡的な(?)イベントに参加してきました。場所は下北沢の「本屋B&B」という、書店とイベントスペースを兼ねたような店舗…

2020年の「アレ」に対する危機感

先日、ノンフィクション作家・安田峰俊氏のこの記事がTwitterのタイムラインに流れてきました。bunshun.jpわははは、同感です。でも日本代表が決勝リーグに進んだということで、新聞やテレビなどマスメディアではさらに大々的に報道が流れてきていますから、…

オリンピックのボランティアと大学連携協定について

参加要件が厳しすぎるとして話題になっていた東京オリンピック・パラリンピックのボランティア募集ですが、大会組織委員会が要件を見直したというニュースに接しました。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180607/k10011468441000.htmlwww3.nhk.or.jp ※201…

学校が後押しする「通訳ボランティア」について

先日、TwitterでNHKのこの記事が「東京五輪・パラのボランティア」「やりがい搾取」というキーワードでトレンドに入っていました。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180521/k10011447361000.htmlこの件に関してはこれまでにも発信してきましたが、この期…