インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

トレーニングで得られる「安心」

先週後半は忙しくて、日課になっているジムでのトレーニングができませんでした。すると案の定、腰が痛くなる。どんなに気をつけて職場ではVariableのバランスチェアに、自宅ではVivoraのバランスボールに座って対策をとっていても、「やつ」はやってくるのです。

日曜日のきょうは、ようやくジムのパーソナルトレーニングに行くことができて、腰の痛みも軽快しました。トレーナーさんは最初にカルテを作ってその日重点的にやるべきことを確認してくれるので、腰痛対策になる体幹レーニングを多くメニューに入れてもらいました。そうやって動かしていると腰が楽になっていくのが如実にわかります。身体を動かすのが本当に気持ちがいいのです。

腰痛とは長年の付き合いですから、基本的に「それ」はある、もしくはやってくることが前提の暮らしになっています。とはいえ、三年あまり前にトレーニングを始めるまで、腰痛は不安の種でしかありませんでした。腰痛に悩まされている方ならおわかりでしょうけど、腰が痛いと暮らしが極端に暗くなります。何をするにも痛みがついてまわり、QOL( Quality of life:生活の質)が下がってしまうのです。

でもいまはトレーニングを通して、自分の腰痛が器質的なものではない、つまり骨がずれているとか関節がすり減っているなどからくるものではなく、身体の使い方の問題だということがわかっています。そして、それだけで、大きな安心を得られるようになりました。つまり、腰痛にはなる。これは仕方がない。けれども適切に運動すれば消える。それが経験的にわかっているので安心というわけです。「対処のしようがある」から安心といいますか。

トレーナーさんからは、「デスクワーク中心のお仕事をされている以上、これは一種の『職業病』みたいなものかもしれませんね」と言われました。というわけで、これからも仕事をしつつ、トレーニングを欠かさずに続けていこうと思います。三年前に、肩こりと腰痛と不定愁訴にあえいでいたあのときのまま、何もせずにいたらいまごろどうなっていただろうかと、想像するだに恐ろしいです。

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