おいしすぎて、おいしくない。そういうことってあるように思います。例えば市販のお惣菜など、忙しくてご飯を作る余裕もないときに買って帰ることがありますが、たいていは後悔します。味が複雑すぎるのです。
外食にしても、私はあまり利用せず、なるべく自宅に帰って作るようにしているのですが、たまにお店に入ると、これまたやはり後悔することが多いです。
いったいどこのグルメ野郎ですかとお叱りを受けそうですが、まず私には、特に東京のそれは味が濃すぎ(塩からすぎ)ます。そしてたいがい味が複雑すぎるのです。いろいろな味がしすぎて、おいしく感じられないということがあるのだなあと。
だから、たまさか利用したお店で、あっけないくらいシンプルな味つけの料理が出てくると、とてもうれしくなります(薄味だとさらに)。
先日は、仕事の出先で入ったカフェで、ランチについてきた白いんげん豆と赤玉ねぎとツナのサラダが「それ」でした。ドレッシングはたぶん、酢と油と塩だけ。それに黒胡椒もはいっているかいないかといった程度。それで十分おいしいと思いました。このサラダはそれからうちでも何度も作って定番のお惣菜になりました。
チャーハンなんかも、味つけは醤油のみというのが一番おいしいように思います。うちで作るときも、炒め上がりに鍋肌から回しかける醤油だけで味つけしています。