尾籠な話で恐縮ですが、先だって足の指が化膿してQOLが著しく下がってしまったことを教訓として、この際足に巣食っている水虫を根治しようと決意しました。結局のところ今回は、市販の水虫薬にかぶれたところから雑菌が入って化膿し、歩くのも困難なほどにまで悪化したということが、皮膚科に通院してみて分かったからです。
水虫程度で皮膚科を受診するなんて大げさな、と思う方は多いと思います。私もそうでした。でも受診して分かったのですが、水虫(白癬菌による感染)は、市販薬でお茶を濁せるほどかんたんな疾病ではないのでした。専門の医師による指導のもと、長期にわたる治療を行ってはじめて根治できるのだと。
私が受診した皮膚科では、外用薬の塗布を数ケ月続ける治療を提案されました。それにしたがって現在までにひと月ほどが経ちましたが、経過はなかなか順調です。足回りはこれまでの人生ではなかったほど快適な状態になってきました。このまま医師の指導に従って治療を続けたいと思っています。
医師から処方された外用薬は「ルリコンクリーム」といって、これと同成分の市販薬はないそうです。水虫薬はどれもかなりかぶれやすいそうですが、市販薬は病院で処方される薬よりかぶれる頻度が高いということも知りました。
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa10/q22.html
また医師から指導された塗布方法も、水虫の症状が出ている部分だけでなく、足裏から足の指、さらにはアキレス腱のあたりまで広範囲に塗布するというもので、これも素人考えとはずいぶん違っていました。一見症状が出ていなくても、白癬菌は表皮下に潜んでいるのだそうです。これは指導を受けなければわからないですよねえ。
とにかく「生兵法は怪我のもと」というのをあらためて認識したしだいです。私は昔から病院という場所がとても苦手で、症状があってもなかなか受診する勇気が出ない人間ですが、今回のことで少し病院というものに対するマインドセットが変わりました。やはり専門家にきちんと意見を徴するのがいちばんということですね。