インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

迷い猫の広告

街角で、迷い猫や迷い犬を探している旨の広告を見かけることがあります。私もかつて猫や犬を飼っていたことがあるので、いなくなってしまったときの気持ち、やむにやまれずこうした広告を張り出す気持ちなどは痛いほどよく分かります。……が、けさ自宅近くで見かけたこちらの広告には「はて?」となりました。

これはご自分が飼っていた生後3〜4ヶ月くらいの黒と白の子猫2匹がいなくなってしまったので、見かけたら連絡をしてほしいということなのでしょうか。それにしては最後の「ほごしますので」が少し不思議な感じがします。ふつう保護する・される犬や猫とは、「おうちがなく飼い主がいない、もしくは劣悪な環境にいた犬猫たちがレスキューされて、自治体や民間の動物保護施設、個人宅などで一時的に保護されて生活している犬猫たちのこと(ユニ・チャーム・ペット)」だからです。

この広告は、そうした子猫たちが路頭に迷うのは忍びなく、見かけたら保護するので連絡を乞うということなのでしょうか。それにしては生後3〜4ヶ月限定なのはなぜなのか、どうやってそれを判断すればいいのか、なぜ黒と白の2匹と指定しているのか。協力したいけれど協力しようがない……考えれば考えるほど思考がループしてしまって、出勤途中にもかかわらずしばらくこの広告の前で佇んでしまったのでした。