インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

Camblyの履歴ビデオにフィードバックが加わった

オンライン英会話のCambly、最近学習用ウェブサイト(パソコンのブラウザ、スマホのアプリとも)のインターフェイスがどんどん変わっています。講師を予約する際の紹介ビデオが再生しやすくなったほか、レッスン後の履歴ビデオに、今年の春ごろに導入されたレッスン全体の文字起こしに加えて「フィードバック」という項目が加わりました。

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これもAIを活用しているようで、レッスン中に自分が発言した英語のなかから、語彙や文法などについて「ツッコミ」が入るのです。もちろんレッスン中に講師から口頭やチャットでも指摘を受けることもできますが、これは講師によって「指摘してくれる・くれない」はまちまちですし、話がどんどん進んでいる中で生徒の間違いを指摘するのはけっこう難しいものです。

音声をAIが解析して文字化したうえで語彙や文法などの判断をしているようなので、ときには「その指摘は当たらないかなあ」ということもあり得ますが、その際は下にあるボタン「この内容は役立たない、もしくは正確でない」を押せばいいようです。それをまたAIが学習してより適切な指摘ができるようしていくんでしょうね。

ただ私の場合、いまのところAIからの指摘はどれも「ごもっとも」というものばかりです。私は英語が流暢ではないので発音だって不正確でしょうし、冗語や言い間違いなどもたくさんあるはずですが、そういうところはちゃんと取り除いたうえで「ツッコミ」をしてくれます。

Camblyの大きな特徴であるレッスンの録画は、すごくぜいたくな機能だとは思うものの、正直なところあまり利用していません。自分の英語が聞くにたえないのと、録画を見返すのに時間がかかるから(ただし1.5倍まで速くすることはできます)ですが、レッスン全体の文字起こしと合わせて今回加わった「フィードバック」の指摘をふまえて、次は正しく話せるようにする……というのはなかなか良いのではないかと思います。