インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

エクスキューズは封印したい

オンライン英会話のCamblyで学び始めて4か月たちました。週3回のプランなので、これまでに約50回のレッスンを受けたことになります。最初の頃は英語だけで30分も話すということそのものに極度の緊張がありましたが、いまではすっかり習慣化されたせいか、始めた当初ほどの緊張に襲われることはなくなりました。というか、とても楽しいです。

いまのところengooのニュース教材を使って学んでいます。30分しかないのであれこれやっている余裕がなく、基本的には記事を読んで発音を直してもらうのと、記事に関するディスカッションをする、このふたつだけをやっています。でも最初にちょっとした自己紹介や雑談などをしていると、このふたつさえ全部消化できないことも多いです。

engooのニュース教材にはディスカッションのための「ネタ」が合計10個ついています。いまの私はそれらをまったくの徒手空拳で議論する自信はないので、いつも予習段階で話すべき内容のメモや文章を作り、レッスンではそれを見ながら話しています。ただ、講師がイレギュラーな質問を振ってくることもあって(それこそ大歓迎なのですが)、そのときは「あわわわ」となりながらも何とか英語を紡ぎ出してしゃべっています。

ニュース教材を使い始めてからしばらくは、「結局はメモを見ながら話しているだけで、本当に自分の中から出てきた英語じゃないよなあ」と、自分のやり方にやや懐疑的でした。でも、同じニュースを何度かのレッスンで繰り返して使っているうちに、ときにメモを見ないで話していたり(覚えてしまったのですね)、メモから少し離れた内容を話していることに気づきました。

これはなかなか良い傾向かもしれません。また、何回かレッスンでメモを見ながら話したあと、オフラインで何も見ないでディスカッションの「ネタ」に沿って独り言のように長々と話してみるのもいいかもしれません。


https://www.irasutoya.com/2013/03/blog-post_7031.html

あともうひとつ、オンライン英会話のレッスンを続ける中で悟ったのですが、英語(に限らず外語)を練習しているときは、ふだんの大人しくて・慎み深くて・内気でシャイで・謙遜しがちな自分は封印したほうがいいですね。

私は最初の頃、“I'm still not used to speak English so fluently.”みたいなエクスキューズを頻繁に入れていたんですが、自分が講師の立場だったら「だから何?」と思います。そんなの当たり前だし、英語が拙いからレッスンを受けてるんでしょって。というわけで言い訳はやめて、とにかく前向きかつ友好的な雰囲気をまとうように意識しています。

あ、でも、“I'm almost 60 years old, so I belong to the elderly. I'm really worried that my brain is getting older and older. That's why I study foreign languages. I hope it gives my brain a boost.”みたいな「自虐ネタ」はいいかな、と思ってときどき言っています。