インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

さよならサブスク

語学学習アプリのDuolingo、これまで私は有料版の「SUPER」に課金していましたが、先日期限が切れたところでサブスクから降りました。

Duolingoはいろいろな工夫があってとても楽しいアプリです。私は8年以上通勤時のルーティンとして使ってきましたが、最近はポイントを稼いでダイヤモンドリーグに残り続けることが目的化してしまっているように感じていました。しかも間もなく定年を迎え、仮に再雇用されても収入は大幅に減ることが確実なので、ここのところずっと支出の見直しを行っているところでもありました。それで降りようと。

無料版のDuolingoに移行すると頻繁に広告が入りますし、誤答するごとに減るHPが5つになると「次の補充」時間が来るまで学べなかったり、「スキルの練習」メニューにある間違えた問題の再履修・単語レッスン・スピーキング・リスニングが使えなくなったりします。当然のことながら学びにくくなるわけですが、これはこれとして、ほかの語学学習方法へシフトしけばいいかなと思ったのです。

セカンドライフに関する書籍やネット記事を読んでいると、家計の見直しでいちばんに推奨されているのは貯蓄でも投資でもなく固定費の削減、なかでもサブスクはその筆頭です。私は食料品や日用品などの定期購入みたいなのは元々ほとんど利用していませんでしたが、ネット関係でさまざまなサービス(YouTubeとかSpotifyとか生成AIとかクラウドストレージとか……)に課金していたのをほとんどすべて降りました。お稽古ごともあれこれ手を出していましたが、体力の衰えもあってお休みしているのがいくつか。

それからこれをサブスクと言えるのかどうかわかりませんが、若い頃はなんとなく入っていた生命保険や医療保険もすべて解約しています。この歳になったら私が死んで路頭に迷いそうな家族はもういませんから生命保険は不要ですし、医療だって公的保険でじゅうぶん。なにか大病をして高額な医療費がかかることになったら? 実はあまり知られていませんが*1公的保険には「限度額認定証」や「高額療養費制度」などがあるのです。

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こうやってサブスクを見直してきたものの、それでもまだいくつか利用し続けているものもあります。トレーニングで使っているジム、オンライン英会話のCambly、授業でグロッサリー(用語集)作成用に学生さんと共有しているQuizlet*2、文章を書くために使っているアウトライナーのWorkFlowy……うーん、まだけっこうありますね。

でもまあ定年を機に断捨離といいますか、どうしても必要なものだけに絞って、あとはできるだけサブスクに近づかないほうが暮らしがシンプルになるかなと思っています。サブスクって契約したあとは見えなくなっちゃう「ステルス出費」なんですよね。携帯電話のプラン見直しも検討してみようかな。この「はてなブログ」もProですからサブスク契約中ですが、これも次の期限がきたら更新しないつもりでいます。

*1:邪推ですけど、保険会社さんは知らしめないようにしているフシもあるんじゃないかと私などは疑っています。いやいや、やはりこういうことは自ら学ばなければいけないですね。

*2:授業用なので本当は学校に負担してもらいたいのですが、私が求められてもいないのに勝手に使っているため請求しないできました。