インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

たび

外食の味が濃すぎてつらい

最近はお昼ご飯を食べずに一日二食なのですが、今日は何となく気が向いて久しぶりに「丸亀製麺」に寄りました。季節限定の「香味野菜と蒸し鶏のつけ汁うどん」というのがあったので食べたのですが……う〜ん、美味しいけれど、全体的に味がしょっぱい。いえ、…

しまじまの旅 たびたびの旅 番外篇 ……ヘラヘラ・マガジン

美術を学んでいた学生時代、大きく影響を受けた本があります。岩田健三郎氏の『ヘラヘラ・マガジン』です。どこで買ったのかも覚えていませんが、偶然手にしたその本にはとても衝撃を受けました。なにせこの本、表紙から裏表紙まで、カバーやカバーの袖、見…

台湾の若者はあまりジーンズを履かないの?

昨日「中国語圏で中国語を話すと、みなさん自分の地元以外の人間だと決めつけてくる」という話を書きましたが、これは私が拙い中国語を口にしているからで、逆に何も話さないでいるとこれはもう間違いなく「日本人」だと認識されます。qianchong.hatenablog.…

「ニセ華人」の怪しい中国語

中国語は巨大なために、地域によって実に多種多様な側面を持っている言語です。いわゆる「標準語」と呼ばれる北京語(普通話/國語/台灣華語)ひとつとっても、様々な語彙、発音、統語法の細部に地方ごとの特色があります。こういう差異って、地域ナショナ…

しまじまの旅 たびたびの旅 53 ……鹹豆漿と蚵仔煎

南の島でののんびりした旅を終えて、また台北に戻ってきました。あとは東京へ戻るまでの数日間、台湾ならではのB級グルメを食べ歩くことにします。といっても定番ばかりなんですけど、定番中の定番がやっぱり一番ほっとできて美味しいんですよね。泊まったホ…

しまじまの旅 たびたびの旅 52 ……ふたつの日本軍上陸記念碑

バイクで澎湖島の何の変哲もない県道をながしていたら、このような看板が。日清戦争(甲午戦争)の際に、日本軍が上陸した地点に立てられている記念碑です。住宅街のはずれの、静かで寂しい場所に立っていました。詳しい説明書きもあります。日清戦争後の、…

しまじまの旅 たびたびの旅 51 ……石敢當

澎湖諸島をバイクでくまなく走っていると、時々見かけるこの石造りの円錐。様々な魔除けのために立てられている「石敢當」というものだそうです。この写真の「石敢當」はかなり大きくて二〜三階建ての家ほどもありますが、もっと小規模のものもいくつか見か…

しまじまの旅 たびたびの旅 50 ……シュノーケリングと岩礁ツアー

澎湖の滞在中、いろいろと観光のアドバイスをしてくださった宿のマネージャー氏から「浮潛(シュノーケリング)に行かない?」と誘われました。海で泳ぐのは大好きですが、シュノーケリングは未体験です。二つ返事で申し込みました。港に着いてカウンターで…

しまじまの旅 たびたびの旅 49 ……夜市と朝市

街中をあちこちバイクで見て回っていたら、すっかり日が暮れてしまいました。宿へ戻る途中、なぜか急に“鹽酥雞”が食べたくなって、スマホで検索してみると、帰り道によさそうな屋台があることを発見。さっそく向かいました。“鹽酥雞”はこんな感じの食べ物。…

しまじまの旅 たびたびの旅 47 ……ガジュマルとサボテンアイス

西嶼の島をぐるっと一周して、また澎湖跨海大橋まで戻ってきました。朝よりは観光客が増えているもよう。みなさん車が途切れるのを狙って、橋の中央でバンザイして写真を撮りたがるのね。チャイニーズの方々の、記念写真におけるポーズや構図へのこだわりは…

しまじまの旅 たびたびの旅 46 ……西嶼西臺

漁翁島灯塔にほど近い西嶼の最南端にある「西嶼西臺」は清朝の時代に作られた要塞の遺構です。上から見ると歪んだ正方形のような構えになっていて、中にはトーチカや兵営だったと思しき部屋がいくつも連なっています。 要塞の先端には巨大な四門のアームスト…

しまじまの旅 たびたびの旅 45 ……柱状節理と東坡肉

バイクで、澎湖は西嶼の最南端を目指します。澎湖諸島全体は古代のカルデラのあとだと聞いたことがありますが、外輪山にあたる(はず)の円弧状の島には高い山がまったくなく、全体的にかなり平べったい土地です。そのぶん空が広く感じられますね。澎湖の海…

しまじまの旅 たびたびの旅 43 ……人影のない風景とウニの含有率に癒やされる

二度目の澎湖旅行ではバイクを借りました。馬公空港近くのレンタルバイク屋さんが空港まで車で迎えに来てくれて、とても便利です。連絡している間にどこでどう間違ったのか「ドイツ人観光客」だと思われていて、なかなかレンタルバイク屋さんと落ち合えなか…

しまじまの旅 たびたびの旅 42 ……澎湖の「石滬」

台北の松山空港から澎湖の馬公空港まで、かわいいイラストのプロペラ機で飛びました。近くの席に日本人の親子四人家族が座っていましたが、ここんちの子供がとても行儀が悪く、騒いだり椅子の背を蹴ったり物を投げたりやりたい放題。それでも若いご夫婦は旅…

しまじまの旅 たびたびの旅 41 ……阿給と雪花冰

馬祖列島にお別れして、今度は澎湖諸島へ飛びます。とはいえ直行便はないので、いったん台北へ戻ってきました。眼下に基隆の街が見えます。馬祖から一直線に台湾本島へ近づいたプロペラ機は、基隆の上を通り越した先で大きく迂回し、松山空港へ着陸するよう…

PH5について

自宅の食卓の上にある電灯はUFOみたいな形をしています。PH5という「ペンダント」です。けっこうお高いので、買った当初は「いくら人気の定番商品だからといって暴利じゃないかなあ」と思っていました。でも、天井から吊して、スイッチを入れた瞬間に納得し…

しまじまの旅 たびたびの旅 40 ……五行思想のかき氷

小さな北竿の島を、バイクで隅々まで走り回りました。かつては(今もですが)軍事上の要衝だったので、島のあちこちにその名残があります。 茂みの奥に、廃墟のようになった軍事拠点が隠れていたり。ちょっと「秘密基地ごっこ」を思い出しますが、もちろん当…

しまじまの旅 たびたびの旅 39 ……芹壁村のスローガン

芹壁村はあちこちにスローガンがありました。中国大陸に肉薄している場所としての、かつての緊張感が静かに伝わって来るような気がします。“發揚媽祖精神”。馬祖精神を発揮しよう。“軍民合作”。軍と民間は力を合わせよう。“光𣸪(光復)大陸”。大陸を解放し…

しまじまの旅 たびたびの旅 38 ……芹壁村

北竿で滞在したお宿は、芹壁村の民宿です。この芹壁村は、馬祖列島の伝統的な「閩東」様式の集落建築が比較的よく保存されているところで、現在は民宿やカフェやレストランなどに活用されています。民宿のひとつ「芹壁村25號」のウェブサイトから直接予約を…

しまじまの旅 たびたびの旅 37 ……フェリーとバイク

南竿の福澳港から北竿の白沙港までフェリーに乗りました。乗客は観光客、それも中国からのツアー客がほとんどのようです。 島の急峻な坂道を頑張って走ってくれた電動バイクともここでお別れです。最初に借りた空港まで返しに行かなきゃならないのかな、そう…

何も知らずに旅行に出かける

先般の北欧旅行は、どの国も印象深かったのですが、いちばんいまの自分に心地よく感じられたのはフィンランドでした。彼の地については事前にあまり知識を入れず、なるべく観光ガイドや旅行記なども読まないようにして行きました。観光旅行って、事前に本や…

しまじまの旅 たびたびの旅 36 ……鼎邊糊と蠣餅

馬祖列島の南竿は小さな島ですが、それでも列島の中ではいちばん「栄えて」います。政府機関や公共施設や商店などが集中しているエリアは空港にもほど近い介壽路のあたり。地図だと平坦な感じがしますが、実はかなりの急坂を上り下りした先にあって、非力な…

しまじまの旅 たびたびの旅 35 ……北海坑道と大漢據點

馬祖列島は台湾と中国が対峙する最前線にあるので、かつてはかなりの軍事施設が建設され、運用されていました。そのうちのいくつかは現在では使われなくなっており、観光地として一般に公開されています。 北海坑道 小型の軍事用船舶を停泊させておく軍事拠…

しまじまの旅 たびたびの旅 34 ……馬祖列島へ

台北の松山空港からプロペラ機で50分ほど、馬祖列島の南竿です。台湾の本島からは200kmほど離れていますが、中国大陸は目と鼻の先。台湾が実効統治しているので、かつては軍事的に非常に緊張した場所でした(いまでもある意味そうですが)が、現在は中国から…

クラシカルなエレベーターに萌える

北欧の旅では、宿泊をすべてAirbnbで手配しました。民泊って、それなりに快適な場所に泊まろうとすると必ずしもお安いとはいえない場合が多いんですけど、いろいろ検索してみると、物価の比較的高い北欧ではホテルよりも安く快適に泊まれそうだったのです。…

ペリカンに丸呑みされて

コペンハーゲンの「デザインミュージアム・デンマーク」は世界的に評価の高いデンマークのプロダクトデザインを中心に展示している美術館です。先日訪れた際には、ちょうど日本のデザイン(ただし現代のものよりも浮世絵や民芸など近代以前のデザインにより…

現代北欧料理のお店三選

これまた例によって食べ歩きを極めた末でもなんでもなく、ネットであれこれ探して行ってみただけですが、いずれも現代的な北欧料理のお店を三つご紹介します。現代北欧料理といえばデンマークのレストラン「noma」が有名ですが、有名店だとかえって行きたく…

北欧でも中国語が重宝した件について

先日、Twitterで以下のようなツイートに接して、とても共感しました。中国語が出来ると、新疆の国境地帯やチベット高原や満州でも、南方の香港・マカオでも、コミュニケーション出来る。中国語学習とは、何千年かけて中国人がアジアで拡大した「文化的プラッ…

コペンハーゲンの「デニッシュ」三選

例によってこれも食べ歩きを極めた末の……というわけではなく、訪れた先でたまたま入ったお店のうち、印象に残ったものだけ備忘録的に。コペンハーゲンに行ったらぜひ食べ歩きしてみたかったのが「デニッシュ」です。デニッシュ・ペストリーともいいますよね。…

しまじまの旅 たびたびの旅 33 ……飛び込みでバレエを観に行く

「コペンハーゲンの銀座歩行者天国」的なお買い物ストリート「ストロイエ」を歩いていたら、その終点に王立劇場の建物がありました。観光シーズンではないこの時期を狙ってか、市内はあちこちで改修中で、劇場前の広場も大規模に掘り返されていましたが、そ…