インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

台湾ファミマの入店音

先般、コロナ禍を挟んで三年ぶりに台湾に行き、しばらく過ごしました。その間毎日のように利用していたコンビニ“全家(ファミリーマート)”で、三年前とは違うある変化を見つけました。それはお店に出入りする際に鳴る音(入店音、あるいはジングルですか)が変わっていたことです。以前は日本のファミマと同じメロディの「アレ」でした。


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それが、現在の台湾ファミマでは、こんな感じの音になっています。


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以前よりも速いテンポで、かつ長めの音楽です。ちょっと弾むようなリズムなので、ついなにか買いたくなっちゃう……かどうかは分かりませんけど、ファミマに寄るたびこれが何度も繰り返されるので(ご承知のように、ひっきりなしに客が出入りするコンビニでは、ほぼ間断なく鳴り続けることになります)、すっかりメロディを覚えてしまいました。

こちらの新聞報道によれば、この新しいメロディは台湾のファミマが4000店舗に達したことを記念して作られたようです。

全家開門音效變了! 他重現舊版旋律網笑翻:還是舊的好

ネットでは「前のほうがいい」「いや、新しいほうが軽快でいい」などと意見が割れているいっぽう、なかには「コンビニのこうした音にほとんど発狂しそう」という意見もありました。私も、利用客としてならまだ我慢できるけど、ファミマで働いている方は一日中この音楽を聞かされてちょっと堪らないだろうなと同情いたします。

でも、そもそもコンビニではどうしてこういう音を客の入退店時に流すんでしょうね。お客さんが来たことを店員さんに知らせるため、さらには防犯対策なのでしょうか。何かを万引きしてこっそり出ていくような行為がやりにくくなるという。う〜ん、深夜など来客数が少ないときはまだしも、日中お客さんがひっきりなしに出入りしている時間帯ではほとんど意味がないように思えますけど……。


▲台湾などのコンビニ定番“茶葉蛋”のイラストまである「いらすとや」さん。https://www.irasutoya.com/2020/07/blog-post_669.html