たび
仕事で都心にでかけまして、お昼休みに仕事場近くのラーメン屋さんに入りました。このお店は十年以上前、一時期足しげく通ったお店でした。魚介豚骨系の濃厚な味が特徴のラーメン屋さんです。本当に久しぶりに入ったので、お店特製の「全部乗せ」的な一杯を…
東京は極度に蒸し暑い日が続いています。七月までは異様に涼しくて、今年ならよかったと五輪関係者は悔しがったんじゃないかと心中お察ししていたんですが、八月の声を聞いた途端に野外でスポーツなんて人権侵害を疑われるくらいの酷暑。やっぱり来年も中止…
何気なく録画予約しておいた、NHKの『ヨーロッパ トラムの旅』という番組を見ました。ベルリンのトラム(路面電車)から見える車窓の風景や、沿線の街並みなどが、音楽に乗って淡々と映されていくだけの番組。ナレーションは一切なく、テロップや字幕のたぐ…
『フィンランド人はなぜ「学校教育」だけで英語が話せるのか』という本を読みました。確かにフィンランドを旅行すると、特に都会ではどこに行っても英語が普通に通じます。田舎に行くと、年配の方々には「英語は苦手なの」とおっしゃる(とはいえ私などより…
平野久美子氏の『牡丹社事件 マブイの行方ー日本と台湾、それぞれの和解』を読みました。日本が、その後半世紀にわたる統治(植民地支配)を始める20年以上も前、1871年に起きた「琉球民遭難殺害事件」と、それをひとつの口実にして1874年から始められた「台…
中高年となり、人生折り返しどころか、へたをすると最終盤に差し掛かっているお年頃。周囲には「言霊ってこともあるから、よせ」と言われますが、人生の残りはそんなに多くないと常々思っています。もちろん長生きできれば「めっけもの」ですが、それだって…
ずーっと在宅で勤務していると気が滅入るのでこまめに運動をしています。が、それでもなんとなく心身ともに不健康な感じがして、いつもより炊事に力を入れています。田舎で農業の真似事をしていた頃や、フリーランスの頃は二日と開けずパンやらケーキやらを…
タナカカツキ氏のマンガ『サ道』の第三巻を読みました。今回も「サウナ大使」のサウナ愛が炸裂して面白かったですが、日本のサウナに多いドライサウナ、なおかつ騒がしくて明るすぎるサウナが苦手とおっしゃる部分、私も同感です。 マンガ サ道~マンガで読…
門司港駅周辺を散策してきました。以前来たときは門司港駅の修復工事中だったのですが、すっかりきれいになっていました。構内の改札口にこんな看板があって「これは!」と思い出しました。確か今年の夏頃にブログの記事を書いたことがあったはずです。 そう…
北九州に来たからにはおいしいとんこつラーメンを食べなければなりません。ということで、地元の老舗、東洋軒に行ってきました。このお店に来るのは多分十年ぶりくらいです。お昼時で、店内は超満員でした。ほとんどが近所の常連さんや家族連れという感じ。…
冬休みに入って、北九州市の実家に帰省しました。実家に帰省といっても、うちの家は昭和のはじめに建てたという「歴史的建造物(歴史的価値はないけど)」で、泊まるのも不便かつ年老いた両親が寝具などを用意するのも困難なので、いつも市内のホテルに泊ま…
留学生の通訳クラスで使う“實況錄音”(吹き込みではなく、実際に華人が話している実況録音)の教材、その多くはYouTubeで見つけたものなのですが、先日も教材になりそうな映像(+音声)を探していて、ものすごく変わったチャンネルを見つけてしまいました。…
先日、所用で東京は銀座に行く機会があり、帰りにユニクロでセーターを買おうと思ってGINZA SIXの前にある旗艦店に立ち寄ってみたら、ものすごい数のお客さんでごった返していました。エスカレーターにもエレベーターにも長蛇の列ができており、それに対応す…
「日本の朝にはカフェがない」。同僚の英国人講師から聞いた話です。彼は日本人のお連れ合いと一緒にゲストハウスを経営していて、海外からの観光客を受け入れているのですが、お客さんから一様にこう言われるそうです。日本に朝食を食べに行けるカフェがな…
ヨーナス・バリヘル、ミカ・ホタイネン共同監督の映画『サウナのあるところ』を観ました。サウナに関するフィンランド映画、という情報のみで映画館へ向かったのですが、静謐な雰囲気の中に深い味わいを残す素敵な作品でした。【以下、一部に映画の具体的な…
ヘルシンキでは現代フィンランド料理のお店二軒に行ってみました。いずれも食材に自然素材やオーガニックなどを謳っていて、なおかつ芸術的な盛り付けで小さな料理をいくつも提供するコース、つまり会席料理みたいなスタイルのお店です。どちらもコースに合…
この夏はフィンランドの田舎をレンタカーで旅行して、よく沿道のスーパーで食材を買い込んでいました。そのときに偶然買って食べたチーズがとてもおいしくて、すっかり気に入ってしまいました。見た目は「焼いたはんぺん」みたいなこのチーズ、名前は「leipä…
以前「外食の味が濃すぎてつらい」と独りごちたことがあるんですけど、最近はますますその傾向に拍車がかかってきてしまいました。特に東京は、どこで何を食べてもほとんどの場合味が濃すぎるというか塩辛すぎてつらいのです。いえ、これはお店のせいではな…
台湾の台北で、丸一日分ぽかっと時間が空いたので、基隆に行ってみることにしました。台北駅から各駅停車で45分ほど、“雨都”の異名を持つ港町基隆は今日も雨でした。そういえば以前に来たときも春の雨が降っていましたねえ。お目当ては奠済宮というお廟近く…
フィンランドから帰ってきて、東京の人の多さに酔いました。歳を取ったからか、昔は何ともなかった人混みがとても苦手になったのは自覚していたのですが、これだけ人の少ない場所ばかり訪れたあとに東京に戻ると、その「人圧」とでもいうもののあまりの違い…
フィンランドを旅行したのは二度目で、特に夏のフィンランドは初めての体験でしたが、いろいろ「いいな」と感じる部分がありました。もちろん、そうはいっても「隣の芝生は青い」の諺通り、とかくよそ様の国度はよく見えがちですし、旅人ならではのノスタル…
ヘルシンキに戻って、帰国する前にもうひとつ公衆サウナに行ってみようと思い、有名な「Löyly(ロウリュ)」を予約しておきました。そう、ここのサウナだけは観光客にも人気の高いスポットで、予約が必要なのです。2時間限定でロッカーとタオルとサウナマッ…
エストニアのタリンには都合二泊三日の予定で出かけたのですが、急遽予定を早めて二日目にヘルシンキへ戻ってきてしまいました。タリンの旧市街があまりにも観光客でごった返していて、ちょっと意気消沈しちゃったからですが、思えば今回のタリン行きはいろ…
ヘルシンキからフェリーで約二時間、エストニアの首都タリンにやってきました。フィンランド語もそうですが、エストニア語はもっと読めません。異国にやってきた感満載です。でもエストニア語とフィンランド語はかなり近しい関係にあるとかで、ところどころ…
北カルヤラ地方のヴァルティモ(Valtimo)から、カルヤラの中心都市ヨエンスー(Joensuu)まで一気に100km以上を南下しました。ほとんどまっすぐの道に、両側は針葉樹の林が延々と続いて、何十キロもほとんど風景が変わりません。高速で車を走らせているのに…
クオピオからさらに東を目指して、車をひた走らせます。その前にクオピオの「生活」で出た瓶や缶などをスーパーでリサイクルに出しました。たぶんあるだろうと予想して大きなスーパーに行ったら、果たして「Pullopalautus(瓶の回収)」という表示が。 隣の…
スオネンヨキからさらに車を北東へ走らせて、湖に囲まれた小さな都市クオピオ(kuopio)にやってきました。泊まるのは、これもAirbnbで探した、郊外の丘の上にある一軒家です。ベッドルームにリビング、キッチン、バストイレはもちろん、バスの奥に家庭用サ…
カヤックツアーのガイドをしてくださった男性が、帰りがけに地図をくれて「もし時間があったら、このハイキングコースに行ってみるといいよ」と教えてくれました。風景がとてもきれいなんだそうです。それで、スオネンヨキからクオピオに向かう前に行ってみ…
カヤックツアーを終えたら、夜の七時過ぎ。北欧の夏は昼間が長いので、七時過ぎでもかなり明るいですが、たぶん疲れるだろうなと事前に予測して、国立公園から一番近い(車で30分くらい)小さな街のホテルを予約しておきました。スオネンヨキ(Suonenjoki)と…
ユバスキュラからさらに西へ向かってクオピオ(Kuopio)を目指す途中で、幹線道路から山(といってもフィンランドは高い山がほとんどないので丘といったところですが)の中の舗装もされていない道に分け入り、小さな小さなボート乗り場のような場所にやって…