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いつか役に立つことがあるかもしれません。

しまじまの旅 たびたびの旅 107 ……リノベーション系ホテル

冬休みに入って、北九州市の実家に帰省しました。実家に帰省といっても、うちの家は昭和のはじめに建てたという「歴史的建造物(歴史的価値はないけど)」で、泊まるのも不便かつ年老いた両親が寝具などを用意するのも困難なので、いつも市内のホテルに泊まっています。

いつもは市内にあるいくつかのビジネスホテルや観光用ホテルから安いところを選んでいたのですが、今回は見慣れぬ新しいホテルをBooking.comがおすすめしてくれました。実家の家族も「そんなホテルがあったかねえ?」というこのホテル、以前はなにかのオフィスビルだったのではないかと思われる建物をリノベーションしたような作りです。一階ホールのこの感じは……たぶんもともとパチンコ店だったんじゃないかな。

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カジュアルなカフェがあって、フロントのスタッフはみんな若い方ばかりで、海外からの観光客も重宝しそうなランドリーがあって、リーズナブルな宿泊料金で……この雰囲気、台湾でもよく選んで泊まっています。部屋の設備はそれほど豪華ではありませんし、アメニティなんかも必要最低限のものしかありませんが、Wi-Fiは館内どこでも使えるし、リノベーションしたてでとてもきれいだし、私はこういうホテルが一番使いやすいです。

台北でよく泊まるのは、大安駅近くの「Folio Hotel(富邦藝旅台北大安)」です。ここはもともと銀行の社宅だった建物をリノベーションしたそうで、すごく快適です。スタッフも若い方ばかりで、一階のホールにはギャラリーなんかもあって、デザインホテルが好きな方にもおすすめ。無料のランドリーもあって助かります。

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以前台東で泊まった「Norden Ruder Hostel(路得行旅國際青年旅館)」も、多分以前は集合住宅だったとおぼしきリノベーション系ホテルでした。ほとんどベッドしかない狭い部屋でしたが、部屋内にバスルームもあってとても便利かつリーズナブル。ここも若いスタッフさんばかりでとても親切でした。

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実家の家族によると、今回泊まったこのリノベーション系ホテル界隈は、新しくて面白いお店がぽつぽつと登場しているエリアなんだそうです。若い人たちが頑張っている(……って、単なる想像ですけど)こういうホテルを応援したいですね。