澎湖諸島の馬公から台湾本土の嘉義まで、またプロペラ機に乗りました。嘉義空港はこんな感じでとってもこぢんまりしています。
嘉義といえば思い出すのは数年前に日本でも公開された映画『KANO』。街のロータリーには野球選手の像がありました。この像、ゆっくり回転しています。
嘉義の名物といえば何ですか? ……と嘉義出身の留学生に聞いてみたら「う〜ん、鶏肉飯っすかね」との回答を得ていたので、宿に荷物を置いてさっそく食べに行きました。
まずはこちら、阿樓師火雞肉飯。人気店のようで、お客さんがひっきりなしにやってきます。
鶏肉飯(火鶏肉飯)はこんな感じのごくごく庶民的なたべもの。黄色いたくわんが一切れのっていたり、味噌汁があったり、何だかちょっと日本的な感じもあります。有名な滷肉飯に比べて、かなりあっさりしたお味です。ピータン豆腐も頼んでみましたが、これもごくごく普通の一皿。この飾らない感じがいいですねえ。
「小碗」はご飯茶碗に軽く一杯という盛りなので、もう一軒はしごをしてみようとバイクを走らせました。
ぶーん。
次は大通り沿いにあったこれもまた庶民的なたたずまいのお店、呆獅雞肉飯。創業五十年と壁に書いてあったので、入ってみました。
こちらの鶏肉飯は筍の煮たのがのってます。紫菜(海苔)のスープも10元(約40円弱)とお安いです。
いずれのお店も、鶏肉飯はそれだけしっかり食べるというよりは、ほかのおかずと一緒に「かっこむ」感じの気取らない料理だと思いました。
泊まった宿は、以前は何かの会社の事務所だったものをリノベーションしたらしいシンプルでこぢんまりとしたホテル。フロントのスタッフはとても親切で、嘉義郊外にある故宮博物院南院への行き方をネットの日本語ページを探してプリントアウトしてくれたり、街の散策に便利な電動バイクを無料で貸してくれたりしました。