インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

若いうちに借金してでも食べておく

仕事で都心にでかけまして、お昼休みに仕事場近くのラーメン屋さんに入りました。このお店は十年以上前、一時期足しげく通ったお店でした。魚介豚骨系の濃厚な味が特徴のラーメン屋さんです。本当に久しぶりに入ったので、お店特製の「全部乗せ」的な一杯を注文したのですが……味は変わらず懐かしかったものの、もうこうしたラーメンを美味しく食べられない自分になっていて驚きました。

いや、「驚きました」などと白々しいことを言ってはいけません。なにせもうこの何年も、かつてあんなに愛した「こってり系」の食べ物をことごとく敬遠するようになってきているのですから。大好きなラーメンだって、特に東京のソレは、もう油っこくて塩辛くて食べるのがつらくなりました。「淡麗系」と銘打ったラーメンでさえ、塩辛くてするすると入らないのです。歳のせいであることは明白です。

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https://www.irasutoya.com/2019/07/blog-post_688.html

案の定「全部乗せ」を食べた後は胸焼けに襲われました。私は食欲だけは普通にありますし、お肉大好きな人間でもありますが、ここ数年はまず量が食べられなくなりました。そして最近は脂っこいのも苦手になり、肉も魚も赤身ばかり選んでいます。しかしまあ、これが中高年のあるべき姿なのでしょう。淡々と受け入れるしかなく、いつまでも執着するなということですね。

「仕事をリタイアしたらゆっくり海外旅行でも」と思っていても、いざリタイアする歳になったら身体が弱って海外どころじゃないという話があります。だから若いうちに借金してでも行っておけというような教訓ですが、これは食べ物にも当てはまるかもしれません。むかし中国のいろいろな地方で食べたいろいろな料理のあれやこれやも、今だとちょっとつらいだろうなあ(もちろん中国にも、あっさり・さっぱりした料理はたくさんあるんですけどね)。

追記

今日でブログの連続投稿が1000日になっていました。神社やお寺の境内を千回往復して祈願する「御千度参り」というのがありますけど、何か願い事がかなうかもしれません。

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