インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

健康と筋トレ

脱いだらすごいんです

「不定愁訴(ふていしゅうそ)」という、文字面のインパクトが半端ではない言葉があります。特にこれといった病気ではない(らしい)ものの「なんとなくしんどい、体の調子が悪い」という状態のことです。いちばん有名なのはいわゆる「更年期障害」だと思い…

不機嫌なSNSについて

何かをはじめる、あるいは何かをやめる。そして、はじめたりやめたりしたその状態を長く保ち続けることができれば「継続は力なり」の「継続」になります。当たり前のことなんですけど、なかなかその力になるほどの継続ができないことのほうが多い。いわゆる…

マンガ サ道(第2巻)

タナカカツキ氏の『マンガ サ道』第2巻を読みました。 マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(2) (モーニングコミックス)今年はサウナがとても人々の話題にあがる年なんだそうで、このマンガをもとにしたテレビドラマが放映中なのに加え、もうひとつ別の…

SNSの「毒」について

『Think clearly』で「心に響いた2、3個」のうちふたつめは、SNSについてです。私はかつて中毒と自覚していたくらい(自覚できていたくらいだからまだ重症ではなかったのかもしれませんが)頻繁にSNSを使っていましたが、最近ではほとんどやめてしまいまし…

中高年の「痛さ」が感慨深い

毎朝ジムで「朝活」をしているのですが、周囲を見回してみると30代から40代、50代とおぼしき「おじさん」方が圧倒的多数を占めています。女性もいらっしゃいますけど、やっぱり朝のこの時間は男性サラリーマンが中心なんですね。こういうところにも、日本社…

脳卒中とタバコの関係

受動喫煙対策を強化する「改正健康増進法」の一部がこの七月から施行されます。この改正法は、例えば小規模飲食店内での喫煙が依然認められるなど「ダメダメ」な点も多いのですが、それでも一歩前進したことはよかったと思っています。この法改正によって、…

体重が増えません

腰痛と肩凝りと不定愁訴の改善を目指してはじめたジム通いも「病膏肓に入」りつつあり、現在は「朝活」で週に5日、以前から続けているパーソナルトレーニングには週に2回通っています。体幹トレーニングと「筋トレ」がメインなのですが、年齢が年齢だけに…

定期健診とPMCT

歯医医院へ定期健診に行って来ました。十年以上前に歯列矯正をした歯科医院です。年に一回の定期健診で毎回思うのですが、ついこのないだ検診をしたばかりのような気がします。一年が経つのがはやい、はや過ぎる。先生も「こんにちは、あれ? もう一年経った…

一般向け医療本に登場する扇情的なイメージについて

私は十代の頃から「アトピー」に悩まされてきました。幸い症状はそれほど重くなく、現在では外見的にはほとんどアトピー性皮膚炎を発症しているようには見えませんが、それでもときどき痒みや皮膚の炎症がひどくなることがあって、この状態が雲散霧消したら…

荷重よりも正しいフォーム

昨日ジムのパーソナルトレーニングで上半身の運動を見てもらっていたら、トレーナーさんから「肩甲骨がよく動きますね。気持ち悪いくらいですね」と変なほめ方をされました。でも確かに、最近は肩甲骨をぐっと背中の中心方向に寄せることができるようになっ…

骨盤を動かして腰痛を直す

二十代の頃から腰痛に悩まされてきましたが、体幹トレーニングを始めてからは以前のようなひどい状態にはならなくなりました。それでも時々、特に椅子に座りっぱなしのデスクワークを長時間続けていると腰が「しくしく」言い出すので、そんなときはジムで教…

「舞」と「筋トレ」の共通点

先日ジムで体幹トレーニングをしていたら、トレーナーさんに「ずいぶん体幹がしっかりしてきましたね」と言われました。例えば「ダイアゴナル」と呼ばれる片方互い違いの手足(例えば右手と左足)をそれぞれ伸ばしたり縮めたりする動きなど、確かに以前はか…

歯の健康と経済状況、そしてQOLの向上

東洋経済オンラインに、興味深い記事が載っていました。マンガ『闇金ウシジマくん』の作者・真鍋昌平氏の、取材で出会った人々に関する述懐です。toyokeizai.net 「カウカウファイナンス」で働く従業員の過去も描いた「ホストくん」編では、50人くらいに会っ…

健身房裡面面觀

タイトルの中国語は「トレーニングジムに見るあれこれの人間模様」みたいな意味です。「男性版更年期障害」による不定愁訴の改善を目指して週に数回のパーソナルトレーニングを一年半ほど続けてきましたが、四月からは「朝活」として職場近くのジムにも通い…

容赦なく追い込める

先日ジムでパーソナルトレーニングを受けていたら、トレーナーさんが面白いことをおっしゃっていました。「お客さん(私のこと)だから追い込めるんですよ」。ここのジムは予約不要で、行ったときにたまたま空いているトレーナーさんが指導してくださる(カ…

専門家に教わる

不定愁訴、それに夜も寝られないくらいの肩こりと腰痛の改善を目指しパーソナルトレーニングに通い出して一年半ほど。この間の「収穫」は大きいものでした。不定愁訴(男性版更年期障害?)はほぼ雲散霧消しましたし、肩こりもほとんどなくなり、腰痛は……こ…

粉もん好きにうれしいハーブパイ

最近は野菜と蛋白質を多くとって糖質を控えめにしようとしているのですが、生来の「粉もん好き」なので「糖質制限」とまでは行きません(し、そこまでする気も実はない)。それでも若い頃のように山盛りチャーハンや特盛りつけ麺をほとんど飲み物のようにお…

出勤前に「ととのう」

いまの職場に定期的に勤めるようになって数年、職場から歩いて五分ほどのところにスポーツジムがあることに気がつきました。今頃気づくというのも迂闊なことですが、いつも利用している地下鉄の出口とは別の出口近くにあって気づかなかったのです。いかに判…

デスクワークは身体に悪い?

Twitterで、酔漢さん(@suikan_blackfin)に興味深い雑誌記事を教えていただきました。『日経サイエンス』の2019年4月号に掲載されている、H. ポンツァー氏の「運動しなければならない進化上の理由」という記事です。www.nikkei-science.comヒトと近い種であ…

「いきなり!ステーキ」の独特な位置づけ

ニューヨークに進出した「いきなり!ステーキ」が苦戦というこちらの記事、とても興味深かったです。finders.meアメリカという国は多種多様な民族・宗教・文化の集まりですから、食文化も一様には語れないのでしょうけど、多くのアメリカ人にとって牛肉が特…

レトロな「あいみょん」について

昨年の秋ごろでしたか、ジムでトレーニングしているときに偶然BGMでかかっていた、あいみょん氏の『君はロックを聴かない』。面白い歌詞だなと思ってすぐにSpotifyで探し、それ以来よく聴いています。youtu.be 君はロックを聴かない若い女性シンガーの声なの…

デジタルデトックスの必要

先日のNHK『クローズアップ現代+』はなかなか衝撃的な内容でした。www.nhk-ondemand.jp「時間が空いたらスマホを取り出す」とか「疑問が浮かんだらすぐ検索する」など、スマホやネットにつながったデジタル機器を過度に使用し続けることによって、記憶力や…

サ道

何かを学んでいるときに「芋づる式」に次々と新しい世界が開けてくることってありますよね。最近もそんな感じで、フィンランド語を学んでいるうちにフィンランドという国の歴史や文化に興味を持ち、「フィンランド魂」を表す “SISU(シス)” という言葉をテ…

フィンランドの “SISU” を勝手に感じてみる

カトヤ・パンツァル氏の『フィンランドの幸せメソッド SISU』を読みました(柳澤はるか氏翻訳)。 フィンランドの幸せメソッド SISU“SISU(シス)”というフィンランド語は他言語にひとことで翻訳するのが難しい概念のようですが、この本の第一章にはこんな形…

小確幸につながる炊事の「ころあい」

若者の「袋麺離れ」が顕著……という記事を読みました。blogos.comインスタント麺のうち、カップ麺は売り上げを伸ばしているのに対し、袋麺は「麺を茹でたり鍋や器を用意したりと調理に時間と手間がかか」ることに「特に若い人たちは不便さを感じて」おり、各…

学んだ外語を忘れないようにするために

ある留学生からこんな質問を受けました。 センセは中国や台湾で暮らして中国語を学んだあと日本に戻ったそうですけど、その中国語をどうやって忘れないようにしていますか。 おおお、いいご質問です。確かに語学は筋トレのようなもので、外語はいわばその結…

なぜ運動選手がジムに通うのか

仕事でいくつかの場所に出向いたり、何かの集まりに参加したりする際、そこで会う方が同年代であった場合に必ずといっていいほど健康や体調の話になる——いやはや、情けないというか、イヤなお年頃になったものです。でもまあこれは仕方がありません。この年…

楽をしようとすると鍛えられない

NHK大阪放送局が制作した「かんさい元気印『まだ間に合う筋肉体操』」という番組を見つけました。昨年話題になっていた「みんなで筋肉体操」の中高年版とのことです。これ、関西地方だけでしか放映されていないのかなあ。 www.nhk.or.jpこちらの動画では、中…

日々コウジ中

細君に勧められて読んだ二冊。作者である柴本礼氏の夫・コウジさんはくも膜下出血に襲われ、一命は取り留めたものの、様々な機能不全が現れる「高次脳機能障害」を抱えることに。その発症から現在に至るまでの奮闘と家族のありよう、様々な人々とのつながり…

やめることを続ける

昨年の一年間、ブログを毎日書くことを続けてきましたが、その一方でやめてしまった、あるいは「やめることを続けてきた」こともいくつかありました。 飲酒 以前は毎日晩酌をして、休肝日などというものに全く縁がなかったのですが、いわゆる「男性版更年期…