11月に新型コロナの陽性となり、相前後して足も怪我してしまったため、数週間ジムに行けずにいたら、とたんに体重が3kgほど落ちました。必死で元に戻そうとしていますが、なかなか体重が増えません。
パーソナルトレーングのトレーナーさんによれば、やはり私のような中高年になると、筋トレをしながら体重を増やすのは容易ではないようです。それでも「いったんついた筋肉は、多少休んだとしても、また継続してトレーニングしていけばすぐに回復しますよ」と励ましてくれました。
体重が増えないもう一つの理由は、食事をたくさん取れなくなっていることです。若い頃は大酒飲み+大食漢だったというのに、お酒はもう飲めなくなってしまいましたし、お腹もすぐにいっぱいになってしまいます。体質的に飲めないわけでも、偏食があるわけでもまったくないのですが、飲み食いの絶対量が減っているのです。
暴飲暴食しなくなったんだから、より健康的でいいんじゃないのと人からは言われますが、これがそうでもないみたい。この間ネットで見つけたこちらのページでは、高齢者は意識して食べる量を増やし、それによって健康的な生活を維持すべしと書かれています。
「たんぱく質を摂っていれば筋肉は落ちません。逆にたんぱく質を摂らずに運動をしてしまうと筋肉は落ちてきてしまう。もちろん、たんぱく質も摂って、運動もすれば、筋肉が増えるのでいいのですが、今の日本の高齢者の多くは、どちらもできずにどんどん痩せていってしまっています。運動ができないのであれば、せめて今ある筋肉をキープするようにしてください」
確かに。私も筋トレで多少身体を大きくしたいと思っていたのに、そんなに食べられないものだから痩せる結果になっちゃってるのかも、とトレーナーさんに指摘されました。
上掲の記事で先生がおっしゃっている「油たっぷりのハンバーグ、バターをたくさん塗ったパン、糖質も脂質も高いあんドーナツなど、高齢者じゃなければ避けるようなカロリーの高い食事でいいんです」「ハンバーガーだったらパティを倍にしてもいいくらいです」というのは、正直個人的にはちょっとどうかとも思います。それでも、これまで唱えられてきた「健康的な食生活」というものが「人生百年時代」にも適合するのかどうかを考え直してみようという視点は大切なのではないかと思いました。
高齢者こそもっと食べるべきという主張は、これ以外にもたくさん見つかります。「ちょっとふっくら」とか「小太りくらいでちょうどいい」というのは、ベストセラーになっている『80歳の壁』でも主張されていました。
「とにかく痩せないようにすることが大切」。肝に銘じます。