職場のすぐ近くに外資系の高級ホテルがあって、そこの一階ロビーにカフェがあります。ここのケーキがとてもおいしそうだったので、研究室の仲間の分も含めて数個買い求め、テイクアウトをお願いしました。ひとつ千数百円もする強気の価格設定で驚きましたが、まあ夏休み前の授業が終わって仕事も一段落したところだったので、慰労の意味も込め、ちょっと奮発して買い求めたのでした。
カフェのスタッフはかなり「手慣れていない」感じでした。ケーキを箱に移すのにとても苦労されていて、見ているこちらがヒヤヒヤするほど。この時点でちょっと嫌な予感はしていたのです。それでもようやく箱に詰め終わり、「このままでよろしいですか」と箱を手渡されました。
そしてホテルを出て一分ほど、職場の方へ歩いていたら、突然ケーキの箱の底が抜けて中身がすべて地面に飛び散りました。三秒ルールの適用もできないくらい、それはそれは盛大に。わははは、こういうことって、あるんだなあ。あまりにも出来過ぎた顛末なので、怒りより先に笑いが来てしまいました。箱が正しく組み立てられていなかったようですね。