インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

深海のプラごみ映像を見て

先日、潜水調査船の「しんかい6500」が相模湾の深海に多数のプラスチックごみが堆積しているのを確認したというニュースをやっていました。「プラスチック・スープ」とも形容されるほどプラスチックによる海洋汚染が深刻化していることは以前から報じられていて、ある意味当然の結果とも言えますが、やはり暗澹たる気持ちになります。

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私も日々大量のプラスチックを消費している人間なので、なにも高邁なことは言えないのですが、それでもできるだけ消費を抑えようと意識はしています。マイバッグ・マイボトルなどの持参はまあすでに常識の範囲ですが、それ以外にも例えば、ペットボトルの飲料は買いませんし、調味料類などもできる限り瓶詰めのものを選んで空き瓶はリサイクルに回しています。

でもこれは本当に微々たる努力で、いちばんプラスチックを消費してしまうのは生鮮食料品です。特に日本のそれは「プラスチック・マトリョーシカ*1」と称されるほど何重にもくるまれていて、例えば挽肉を買うとしても、まずはプラスチックのトレーに入っており、ラップでくるまれており、レジではそれが「水物袋」と呼ばれる薄いビニールに入れられ、さらに人によってはレジ袋に放り込む……。

それで通勤途中に電車を乗り換える街で、いまも残っている昔ながらの商店街に足を伸ばし、肉屋さんや八百屋さんで買い求めることが多くなりました。スーパーのように一カ所であれこれ買えるという利便性には欠けるのですが、お店によっては野菜をバラ売りしてくれるところもありますし、肉も紙製の袋に入れてくれたり、経木ふうの包装紙でくるんでくれたりするところもあります。もっともその後、あの水物袋に入れられてしまうことが多いのですが。もうこうなったら、毎日カラのタッパーを数個持参のうえ出勤して、肉や魚はそこに入れてもらうようにしようかしら。

ところでこういう商店街のお店を利用するとき、最近便利になってきたなと思うのはキャッシュレス決済の普及です。私は小銭を持ち歩くのが好きではないので、ほとんどすべての買い物をカードかスマートフォンのアプリで済ませていますが、最近は肉屋さんや魚屋さんでもPayPay*2や、あとうちの地元の地域通貨「せたペイ」が使えるようになってきました。これはありがたいです。

PayPayや「せたペイ」も、買うたびにQRコードを読み取り、金額を入力し、お店の人に見せて……という作業が面倒なので、本当はSuicaで決済できるといいんですけど、まあそこまで贅沢は言いません。個人商店のお店側に決済手数料がかかるのはちょっと心苦しいですが、これからもできるだけプラスチックを消費しないような買い物スタイルを目指したいです。

以上は、もうやっている方はとっくにやっている取り組みばかりで、とくに目新しいことでもありません。それでも、いまだにプラスチックの消費について無頓着な人が多い(私も含めて)。「しんかい6500」の調査映像を見て、これはもっと真剣にならないと、と思いました。


https://www.irasutoya.com/2017/08/blog-post_941.html

*1:プラスチックにまつわるこうした悲しい新語が多いですね。

*2:中国語の“呸呸”に聞こえるので「PayPayで」というのがちょっと恥ずかしい。