この二週間近く、アルコールから遠ざかっています。これまでにも何度か飲まない期間を設けたことはあったのですが、一週間ほどしか続かない、あるいは休日にだけは飲むということがほとんどでした。平日も休日も、こんなにお酒から遠ざかったのは記憶にある限り初めてじゃないかと思います。
もとよりここ数年、お酒を飲んだあとの「気だるい」感じが心地よいというよりは不快に感じることが多くなっていたのでした。それでもビールなどで喉を潤す爽快感はやめられなくて、なかなか減酒や禁酒に踏み切れないでいたのですが、先日「ソーバーキュリアス」という言葉に出会って何となく気持ちが切り替わったような気がしました。やってることは単にお酒を飲まないというだけなのに、なにか新しい言葉で定義され直されるととたんに輝きをまして見えるというの、本当に面白いと思います。
それから、私の場合は単に炭酸の爽快感を得ることがお酒を飲む動機のかなりの部分を占めているというのが分かったので、これを気に炭酸水メーカーを買いました。いろいろ迷って、結局一番スタンダードな「ソーダストリーム」にしました。こうした炭酸水メーカーは電気を使うタイプと使わないタイプがあるのですが、電気を使うタイプは単に炭酸を吹き込む時間を制御しているだけなので、それなら電池なども消費しない手動式がいいなと思いました。
ソーダストリーム スピリット スターターキット (未発売ブランドロゴボトル付)
通販サイトでは本体の他に特典のミニボトルや炭酸水に混ぜるシロップ類なんかがついているパターンもありますが、プラスチックごみが増えるだけなので本体についているボトル一本で十分だと思います。ただ水は予め冷蔵庫で冷やしておく必要があるので、たくさん飲む方はボトルを二本以上用意してローテーションさせる……という使い方も考えられるでしょう。
使ってみた感想としては、手動で、つまりボタンを押す長さで炭酸の濃さを調整できるので、なかなか便利でした。強炭酸というほどにはなりませんが、本当に手軽に炭酸水を作ることができます。私はこれに氷と、様々な果汁や、あと先日ネットで見つけたこちら↓などを入れて、夕飯時に飲んでいます。いまのところ、お酒を飲みたいという欲求は頭をもたげてきていません。
soberplus.tokyo
同じ手動式ということでは、デザイン的にこちらのスウェーデン製↓も魅力的でした。レバーを操作して炭酸を注入するというのもなかなか「レトロ感」があって良いです。ただ、ボトルをねじ込む形式のようで少々面倒かなと思って、あと少々お高いので選択肢から外しました。ソーダストリームはボトルを斜めに押し込んでまっすぐに下ろすだけで固定されるとてもシンプルな操作性が魅力です。
ともあれ、炭酸水を味方につけて、もう少し禁酒を続けてみようと思っています。まだ二週間ほどですから体調に目立った変化は見られませんが、これが数ヶ月とか年単位になったらなにか実感できるような結果が得られるでしょうか。ちょっと楽しみです。