骨しゃぶり (id:honeshabri) 氏のブログ『本しゃぶり』に、興味深いお話が載っていました。新しいアプリを目の前にしたときにすぐ対応できるかどうかは、それに似たようなアプリを使い慣れているかどうかという「経験による格差」が大きいというのです。
これは非常に納得感のあるお話です。例として挙げられているノート系アプリでも、またさまざまなキャッシュレス決済用アプリでもいいのですが、次々に新しいアプリが現れてそれを使い始めたときに、特に人に聞くこともなければネットで検索することもなしに「なんとなく使えてしまう」のは、いろいろなアプリやソフトを使ってきたという経験があるからなんですね。
そしてまたある種の既視感があるお話でもありました。他人に、それもパソコンやスマホを使い慣れていない人にアプリの使い方を教えるときのあの伝わらなさや隔靴掻痒感の元は、ここにあったんだなと思ったからです。私自身の教え方が悪いのだと思っていました(それもあるでしょうけど)が、あれは使い慣れていない人特有の「当然分かるであろうことが分からない・分かっていない」に起因していたのだと。
そう考えると、骨しゃぶり氏がおすすめされている「ポイ活」でもなんでもいいので、とにかく新しいアプリ、それも日々の暮らしに比較的深く結びついている、あるいは結びつきつつあるアプリは、とりあえず使ってみるというの、とても大切なんじゃないかと思いました。私の中には、そういう新しいものばかり追い求めることに空しさを覚える気持ちも大いにあるのですが、一種のボケ防止対策だと思って取り組むべきなのでしょう。