インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

国立能楽堂の楽屋

東京は千駄ヶ谷にある国立能楽堂。これまで能の公演を見に来たことは何度もありますが、楽屋に入れていただいたのは初めてです。五月にここで温習会(発表会)があり、今日はその申し合わせ(リハーサルのようなものです)があるのです。

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楽屋は広々としていて、お師匠から「時間があったら探検してみてください」と言われていたので、申し合わせにお付き合いいただく玄人の先生方や、本舞台での申しわせを待っている方々のじゃまにならないよう、こっそりと「探検」してきました。劇場の楽屋というと、電球の着いた鏡のある席がずらっと並んでいるような印象ですが、国立能楽堂の楽屋は和室がいくつか連なっているだけで、とてもシンプルかつ簡素です。

でも廊下には作り物(大道具)などがたくさん並んでいて、たしかに能楽堂のバックステージという感じ。私は今日は能の地謡が二番と、自分の舞囃子に出ます。申し合わせは客席に誰もいないのでまだ緊張はしない……はずですが、お囃子や地謡の先生方は全員は玄人ですから、それなりに緊張します。初めて国立能楽堂の本舞台に立ってみましたが、見所(客席)は意外に狭くーー自分が客席にいて見ているときの感覚よりもーー感じました。