ふたたびフィンランドにやってきました。フィンランド語は言語的に英語などの語族とは大きく異なるそうで、ラテン語系の単語からの類推がしにくいので、以前旅行したときは街のそこここに書かれているフィンランド語がまったく分かりませんでした。でもあれからフィンランド語を学び始めてずいぶん単語を覚えたからか、今回はあちこちに書かれてある言葉のうち、読めるものが多くてかなり新鮮な感覚でした。
スーパーの外壁。「kaikki hyvä on lähellä.(すべてのよいものは近くにあります)」という感じですか。
ピザ屋さんの看板。「Olemme avoinna perjantaina ja lauantaina kello 5 asti !(私たちは金曜日と土曜日の5時まで開いてます!)」。おお、読める読める。
街中でバスやトラムに乗って現地の人のおしゃべりを聞いたり、民泊で借りている部屋のテレビをつけたりすると、もちろんほとんど聴き取れないものの、知っている単語やフレーズがぽつぽつと出てきて、これもなかなか楽しいです。これで自分からも自由に話せるようになるとさらに楽しいのですが。でもイミグレーションで「どれくらい滞在しますか」と聞かれたのでフィンランド語で答えてみたら、「Puhutko suomea?(フィンランド語を話せるの?)」と言われ、「Puhun, mutta vähän.(はい、でも少しだけ)」と会話が成立してうれしかったです。
空港で公共交通機関のチケットを買いました。以前はSuicaみたいな緑色のカードを買ったのですが、現在は廃止(?)されてスマホアプリになっていました。アプリをダウンロードしておいたので、カード決済で簡単にデイチケットが買えました。
電車やトラムは検札時(滅多にないけど)に見せるだけ、バスは乗るときに運転手さんに見せるだけ。チケットがアクティブな時は乗れるエリア(ABCなど)が画面に大書され、なおかつ下の歯車みたいな模様(HSLヘルシンキ交通局のロゴ)がくるくる回るアニメーションになっています。なるほど、これならバスの運転手さんも一目で確認できますよね。
民泊もネットで予約しましたが、鍵は近くのコンビニに預けてあって、そこでピックアップする方式。レジで名前を告げたらすぐに鍵の入った封筒を渡してくれました。これは他の都市でもやってますけどとても便利です。日本のコンビニではこうしたサービスはやってるのかな。実情は知りませんが、規制だなんだでたぶんできないでしょうね。民泊自体もあまり普及していないですもんね。
話には聞いていましたが、さすが緯度の高い北欧の夏、とっても涼しいのに加えて、夜がいつまでも暗くなりません。夜の10時くらいになっても、まだ夕方の明るい頃という感じ。民泊の部屋はカーテンがないので、かなり明るい中で寝ることになりましたが、時差ボケ対策のために飛行機内で一睡もしなかったのですぐに寝ることができました。