小さな北竿の島を、バイクで隅々まで走り回りました。かつては(今もですが)軍事上の要衝だったので、島のあちこちにその名残があります。
茂みの奥に、廃墟のようになった軍事拠点が隠れていたり。ちょっと「秘密基地ごっこ」を思い出しますが、もちろん当時はかなりの緊張感があったはず。
向こうに南竿の島が見えます。この拠点も今は使われていないようでした。
バイクで、北竿のいちばん標高が高いところまで一気に駆け上がりました。ここには今も使われている軍事拠点があります。哨兵さんがいたので「ここは写真撮影禁止ですか」と聞いたら、拠点の建物はだめだけど、まわりの風景やこの拠点名「壁山荘」が書かれた碑はいいですよ、とのことでした。
麓に北竿空港が見えます。右下はこの島いちばんの「繁華街」。
この若い哨兵さんと少し立ち話をしました。新北市にある有名な私立大学、輔仁大学でフランス語を専攻している学生さんだそうです。「今は兵役中なんです」とのこと。私が「じゃあ“金馬獎”にあたった*1んですね」と言ったら、笑っていました。
島中走り回って疲れたので、上の写真に写っている北竿いちばんの繁華街(といっても小さな商店街という体ですが)でかき氷を食べました。このお店のかき氷「黃金餃剉冰」は、五色に色づけされた小さな「餃子」のようなものが乗っています。中身は甘いゴマ餡で、“湯圓”みたいなものですね。五色は中国の「五行思想」にもとづいているんだそうです。緑豆などのトッピングともども、しみじみ美味しかったです。