南竿の福澳港から北竿の白沙港までフェリーに乗りました。乗客は観光客、それも中国からのツアー客がほとんどのようです。
島の急峻な坂道を頑張って走ってくれた電動バイクともここでお別れです。最初に借りた空港まで返しに行かなきゃならないのかな、そうすると空港から福澳港まではタクシーを使わざるを得ないかな、と思っていたら「港に乗り捨てていいよ」とのこと。
「じゃあキーはどうやって返すんですか?」
「バイクのハンドルの下にポケットがあるでしょ。そこに入れといて。後でピックアップに行くから」
「盗まれちゃいません?」
「ははは、小さい島だもん。盗む人なんていないよ」
……おおらかです。
30分ほどで北竿の白沙港につきました。北竿では電動ではなくガソリンで走る普通のバイクを借りました。事前にネットで予約した宿が手配してくれるという話になっていたのですが、ツアーの観光客がほとんどバスに乗り込んでしまった後、こんなにがらんとした港で本当にバイクを借りられるのかしらと少々不安になっていると……
ちゃんとバイクの業者が待っていてくれて、無事に借りることができました。ヘルメットも貸してくれるんですけど、私はマイヘルメットを持っていきました。夏はちょっと暑いですし、島内はヘルメットなしでかっ飛ばしてる兄ちゃんも見かける(違法)んですけど、ひとさまの国ではよりお行儀よくしないといけません。
ちなみに、あたりまえですが、台湾でバイクに乗る時も免許証は必要です。ただし国際免許証は台湾では通用しないので、日本の免許証と、中国語の翻訳文が必要です。これはJAFで発行してもらうことができます。
私はこれを事前に日本で申請しておいて、翻訳文の原本と、念のためにカラーコピーも数枚用意して行きました。が、南竿でも北竿でも、特に提示を求められませんでした。……おおらかです*1。
北竿は南竿よりさらにこぢんまりとした島で、道も場所によってはかなり急峻でした。電動ではなく普通のバイクにしておいて正解だったと思います。海沿いの、ほとんど人も車もいない道をバイクでかっ飛ばすのは本当に気持ちがいいです。
*1:他の場所ではきちんと提示を求められました。いうまでもないことですが、外国人である我々が無免許状態で運転するのはやめましょう。