インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

うにのようなビヨンドとうふ

留学生の通訳クラスで使用する日本語ニュースの素材を探していて、こちらの動画を偶然見つけました。これまでの豆腐の概念を覆すような新しい豆腐系食品とも言うべき「ビヨンドとうふ」のシリーズを次々に世に問うている相模屋食料株式会社さんを取材した、テレ東の『カンブリア宮殿』です。


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いつも買い物に行っているスーパーにも相模屋さんの「ビヨンドとうふ」シリーズがいろいろと置いてあって、私もときどき利用しています。ピザ用シュレッドチーズの代わりになる「とうふシュレッド」や、とうふシュレッドを利用した「とうふピザ」(油揚げがピザクラストになっている)などは、正直に申し上げてう〜ん、ちょっと……という感じでしたが、この動画で紹介されている「うにとうふ」にはちょっと驚きました。

動画の最初で男性が「うになんだもん、だって」とおっしゃっていますが、たしかに食感といい味といい香りといい、うにそっくり。私も軍艦巻きににして何度か試しましたが、目をつぶって食べると本来のうにの軍艦巻きとの違いがわからないほどです。もっともこれは私がうにの軍艦巻きなど数年に一度食べるか食べないかくらいの人間だからかもしれませんけど。


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とうふだからカロリーはとても低めですし、うにはプリン体を多く含む食材だそうですから、健康診断の結果などを気にして食べるのを我慢されているような方には、この「うにのようなビヨンドとうふ」は福音かもしれません。

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江戸時代に著された『豆腐百珍』を引くまでもなく、私たちは中国から伝わったとうふをさまざまな方法で味わい尽くしてきたわけですが、ついにここまで来たのか〜と、先人たちもびっくりの「奇品」です。