インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

しまじまの旅 たびたびの旅 124 ……とんこつスープの沖縄そば

沖縄に来てから何度も沖縄そばを食べました。手軽に食べることができて肩肘張らない感じがいいですし、炊き込みご飯の「じゅーしー」とセットで食べると満足度・満腹度も高いです。上に乗っているのは豚肉の「ソーキ」や「てびち(豚足)」や「三枚肉」がポピュラーですが、私はもう脂身がかなり身体にこたえるのでもっぱらソーキを選んでいます。

沖縄そばのスープはかつおだしが主体だと思っていたのですが、きのうはとんこつベースの沖縄そばを食べました。九州の「クリアとんこつ」に代表されるような、私が大好きなあっさりしたとんこつラーメンにも通じるやさしい味わいです。

このお店は先日はじめて聞いたTwitter改めXの「スペース」で教えていただきました。いつも楽しく拝見しているブログ『さんぺいの沖縄そば食べ歩き』の山城晋平氏がホストになって配信されていた沖縄そば談義をリアルタイムで聞いていたら、パネラーのおひとりでこれまた沖縄そばに関するブログ『omalblog.com』を書かれているおまる氏が紹介されていたのです。私が宿泊している施設からほど近い場所にあるので、行ってみました。うるま市にある「沖縄そば 月黒木(つきくるち)」さんです。

https://www.tsukikuruchi.com/

スペースの配信でも述べられていましたが、建物には看板らしきものが一切ないので、表に出ている「のぼり」がなければあやうく見過ごすところでした。ランチタイムからずいぶん遅れてうかがったので、店内は私ひとりでした。ソーキそば(軟骨)の中と「じゅーしー」をいただきましたが、いずれもていねいなお仕事ぶりを感じさせるお味。広い店内でひとり(脳内で)「こ・れ・は〜!!」と盛り上がっていました。

沖縄そば屋さんに行くとたいてい(必ず?)紅生姜が添えられるか置かれるかしているのですが、これも九州のとんこつラーメンに通じるものがあります。でもとんこつラーメンとは明らかに別の料理で、沖縄そばとしか言いようのない独特の味わいでした。上掲お二人のブログを拝見するに、まだまださまざまなバリエーションの沖縄そばがあるそうです。こうやって沖縄に来ることができるのは人生であと何回あるかわかりませんが、もっともっと探索してみたいです。