インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

しまじまの旅 たびたびの旅 118 ……車の交換、2日ぶりの温かい食事とシャワー

台風6号の影響による停電と断水、きょうのお昼までは継続していました。「いました」というのは、フロントフェンダーが暴風で剥がれてしまったため、レンタカーを交換しに外に出ているので現状はわからないからです(この記事はスタバで書いています)。私が泊まっているのは沖縄市の施設ですが、今回の停電被害は沖縄市と、そのお隣のうるま市で特にひどかった模様。


▲このあとほどなくして停電になりました。

レンタカーを交換しに那覇市までやってきましたが、ところどころ交通信号が消えていたり、商店が閉まっていたり、道路におおきな木の枝が落ちたりしているほかは、いたって普通のようすでした。コンビニやスーパーも一部の商品は払底していましたが、いろいろと買い出しをすることができました。

このレンタカーの交換も、けっこうなドタバタがあってかなり疲れました。まずレンタカーの営業所に電話すると「警察に電話して来てもらって、事故証明を発行してもらってください。その後事故専門のセンターに電話して、それから車の交換となります」とのこと。事故も何も、暴風でフロントフェンダーが剥がれただけなんですけど「それでも警察の証明が必須になります」との一点張りでした。

仕方がないので警察に電話して状況を説明したら「それは事故じゃなくて自然災害なので、警察としては対応しようがありません」と断られました。で・す・よ・ね〜。私もそう思います。それでレンタカー会社の事故専門センター(とかなんとか)へ電話して、イチから事情を説明して、ようやく車を交換してもらえることになりました。

車を交換してくれた営業所のスタッフさんは「今回の台風で、こういうトラブルが多発しているんです。フロントガラスにものが直撃して割れたというケースもありました」と、こちらにとても同情的でした。同じレンタカー会社でも、電話に出るスタッフによって対応が違うのかもしれません。

それにしても営業所からは「まず警察に電話しろ」、警察からは「うちじゃ対応できないから営業所に電話しろ」と言われたときは、一体どうしろと? と軽い絶望感に襲われました。それでなくても携帯電話の充電がなくなりつつあるというのに。

車を交換してもらって帰る途中、まさか開いていないだろうなと思いつつブログ『さんぺいの沖縄そば食べ歩き』さんで紹介されていた「沖縄そば 鶴亀」に行ってみたら、なんと営業されていました。お店の方に「開いてないかと思いました」と言ったら「こちらは停電もしなかったんで」とのこと。ソーキそばの中をいただきました。サービスでじゅーしー(炊き込みご飯)とフーチバー(よもぎの葉)もつけてくださいました。


okinawasoba.hatenablog.com

「あああー」と思わず声が出ました。停電してから30時間以上、というかまる2日間ほど、温かいものを食べたり飲んだりしていなかったので、熱々の沖縄そばのスープが身体に滲みます。一昨日からずっと、冷蔵庫で保存しなくていいパンやバナナ、それにペットボトルの水だけで過ごしていたのです。これは一生忘れられない味になりそうです。

元気が出たので、帰り道にある北谷町健康トレーニングセンター「ちゃとれ」で筋トレをして、シャワーも使わせてもらいました。ここはビジター料金(2時間400円/シャワー100円/ロッカー100円)で利用できるのです。停電の間お風呂に入ることができていなかったので、こちらもとてもありがたかったです。


https://www.chatan.or.jp/area/chatore/