インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

ジムの名前

私はいまふたつのジムを定期的に利用しています。ひとつはパーソナルトレーニングでお世話になっているジムで、お金もそれなりにかかるので週に一回だけ。そのほかに「朝活」として職場近くのジムをほぼ毎日利用しています。こちらのジムはJR東日本グループが経営している「ジェクサー(JEXER)」というジムです。

この「JEXER」というジム名、私が勝手に思っているだけですけど、「JR」の間に「EXE」、つまり「エクササイズ」を挟み込んで作った言葉ですよね、たぶん。音的にも「ボクサー」とか「ジャクサ(JAXA)」に似ていて、スピード感とかカッコよさとか、そんなイメージがわく言葉のような気がします。

ところで先日、Twitterでこんなリプライをもらいました。Twitterはすでに「降り」てしまった私ですが、週に一回だけフィンランド語専用の別アカウントで作文をツイートしています。その時はジムのトレッドミル(ランニングマシン)をギリシャ神話に出てくるシューシュポス(シジフォス)の苦行になぞらえたレベッカ・ソルニット氏の文章を引用してツイートしたのでした。そこにもらったリプライがこちら。

Sisyfos olisi hieno nimi vaikkapa yliopiston kuntosalille.
「シューシュポス」は大学のジムの名前にうってつけかもしれません。

なるほど、ジム名が「シューシュポス」ってのは何だか諧謔味があって、「お金払ってしんどい思いをするイミが分からない」などと言われがちなジムの利用者にとって、ぴったりかもしれません。

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シーシュポスの神話(新潮文庫)