台中でぜひ行ってみたかったのはここ、近年竣工したばかりの台中国家歌劇院です。あいにくお天気が悪くて写真も暗めですが……。
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伊東豊雄氏設計の、この建築、巨大な生物の胎内にいるような有機的な曲線が、全体を眺めても、細部に目を凝らしても、とにかく飽きることがありません。なんとも魅力的な美しい建築です。
観光客も多く訪れていましたが、シーズンオフということもあってカフェも人影はまばら。館内のあちこちにカフェやレストラン、雑貨などのおしゃれなお店があって、ちょっとしたレクチャーなんかも行われていて、台湾でよく見かける「文創」系、あるいは「誠品書店っぽい雰囲気」とでもいう感じです。
事前にインターネットで、今日上演されるミュージカルのチケットを手に入れておきました。幾米(ジミー)氏原作の『地下鐵』です。
ミュージカル自体は、う〜ん、正直に申し上げて、幾米氏の世界観を再現することに汲々とし過ぎてしまった感じが強く、演劇としての訴求力はいまひとつでした。それでも充分に「非日常」の雰囲気を味わうことはできましたが。
オペラハウスの外の、少し離れたところに、施工に先行して作られたモックアップが残されていました。