夕飯にパスタ用のトマトソースを作っていて、トマト缶の分量が多かったからか、ちょっと水分が多めに仕上がってしまいました。これを煮詰めるのはけっこう時間がかかるなあと思ったときに、ちょっと思いついて、別鍋で茹でようとしていたパスタをふたつに折って、ソースに直接投入してみました。災害時に少量の（ひたるくらいの）水でパスタを戻して調理に使うというお話を思い出したのです。
投入した最初はパスタがあまりソースに浸らなくて、「ああ、これは無謀だったかな」と思いましたが、フライパンに蓋をして弱火で10分くらい煮ているうちに（ゆで時間９分のパスタだったのです）、パスタがソースの水分を吸っていい感じに。首尾よく仕上がりました。
食べてみて驚いたのですが、パスタの食感が普通にゆでたときとは全然違います。生パスタのような独特のもっちり感があって、でも生パスタとは違ってかなり「アルデンテ」な感じで、すごくおいしい。後でネットを検索したら、これは「煮込みパスタ」あるいは「ワンポットパスタ」として有名な方法なのでした。知らなかった〜！
煮込みパスタを作るときは、パスタがソースを吸うのでソース自体をかなり薄味に作っておく必要がありそうです。パスタ自身にも多少の塩分が入っていますから。私はふだんパスタをゆでるときもお湯に塩を投入しません。パスタ自身の塩分で十分ですし、なにより血圧高めなので減塩対策として。今回はもともと薄味に作っていたソースでしたが、それでも「煮込み」にするとやや塩が強く感じられました。ということはもっと薄味でソースを作ってもいいということですね。
