インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

ラザニアのチーズが焦げすぎる問題

勤め先のひとつが東京は半蔵門にあって、ときどきお昼ごはんでその界隈のお店を利用することがあります。最近その界隈の、あまり目立つとは言えない裏通りに、イタリア風のバールみたいなカフェがあるのに気づきました。ネットで調べてみたら、けっこう大手のカフェチェーンだそうです。
https://www.pascucci.it

ランチにはパニーニとかパスタなどのセットメニューがあり、先日はそのパスタセットがラザニアでした。私はラザニアに目がなくてが自分でもよく作るのですが、アレはけっこう重い料理なので、歳を取るに従ってちょっと敬遠ぎみになっていました。ところがこのお店のラザニアは見た目とはうらはらに、とても軽やかな味だったのです(軽かやったって、そこそこボリュームはありますが)。

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よく見ると、ラザニアの一番上の層にはホワイトソースとミートソースがかかっているだけで、チーズがふられていません。これは「どこ風」のラザニアなんでしょう。このカフェの本拠地はイタリアのマルケ州だそうですから、かの地のスタイルなのかもしれません。

この、一番上にチーズがのっていないのが、言いかえれば「チーズ控えめ」なところが軽さのポイントなのではないかと思いました。中間の層にはチーズが入っていましたが、これも控えめで、どちらかというとホワイトソースが勝っている感じ。これは中高年にもうれしいです。

ラザニアでもピザでもそうですが、一番上にチーズをのせると「いかにも」な焼き目がついておいしそうなのですが、ちょっと火を入れすぎるとチーズが固くなりすぎます。シュレッドチーズや、あとモッツァレラチーズなんかも焼きすぎると食感・味わいともに台無しに。その点このスタイルのように、中にチーズをひそませ、最上層はホワイトソースたっぷりであまり焦げ目をつけないように焼くと、ラザニア全体がふんわりまとまってなかなかの美味です。

というわけで、まねして作ってみました。ホワイトソースもミートソースもほとんど塩を入れず、ただシュレッドチーズの塩分だけで全体を成り立たせる軽い味わいです。ラザニア用のパスタはいつも使っている下茹でがいらないタイプで、そのかわりホワイトソースとミートソースを水分多めにして、重ねたあと半日くらいかけ全体に水分を回らせてから焼きます。中にはマッシュルームと、火を入れると「エロうまい」と評判のカーボロネロを入れました。うまいです。

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