- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2003/12/19
- メディア: コミック
- 購入: 32人 クリック: 218回
- この商品を含むブログ (321件) を見る
id:ajianさんのオススメで読んでみたら、なるほどこれはいい! 複数の女性を主人公にした短編集なのだが、全体が緩やかにつながる構成になっている。これは女性にしか書けないなあと思うセリフまわしが絶妙だし、シリアスな顔とデフォルメされた顔の落差も笑えて、どちらかといえば静的で地味になりがちなストーリーがぐんと魅力を増している。
作者であるよしながふみという人のマンガを読んだことがなかったので、にわかに興味を持って近所の本屋でさらに数冊買い求める。ああ、『西洋骨董洋菓子店』の作家だったのか。昔ドラマをほんの少し見たことがある。
いくつか買ったうちのひとつ『愛がなくても喰ってゆけます。』は、お店ガイドがついたグルメマンガ。よしながふみ氏はどうやら荻窪・阿佐ヶ谷界隈に住んでらっしゃるようで、その近辺のお店がたくさん出てくる。私も昔あの辺に住んでいたので、前を通っていたけど未体験のお店がいくつもあった。行っておくんだった〜。
今日仕事で新橋と品川に出かけ、一時間ほど時間が空いたので、この本に載っていた銀座のチョコレート屋・ピエールマルコリーニにわざわざ行く。
http://www.pierremarcolini.jp/index.htm
マンガの中で登場人物が「ありえねえ!!」と叫んでいるほどおいしいチョコレートパフェ(なかんずく、そこに乗ってるチョコレートムース)をお目当てに行ったのだが、なんと「数に限りがあり、本日は終了しました」だと〜!
しかたなくバニラアイスにキャラメルソースがかかったサンデーと、ホットチョコレートを注文する。スーツ着た男が銀座で一人スイーツざんまいっちゅうのもなんだが、通訳仕事前に糖分補給ということで正当化。店のおねえさんには「えっ、二つとも…でございますか?」と引かれた。
バニラのつぶつぶが目立つバニラアイスもなかなかだったが、ホットチョコレートはまさに「ありえねえ!!」くらいおいしかった。ついでに値段も「ありえねえ!!」。
次は早めの時間に行って、ぜひともチョコレートパフェを攻略しなくては。