ネットニュースを検索していたら、ビル・ゲイツ氏が目黒寄生虫館を訪れたという話がTwitterのリンクとともに載っていました。
I’m at my happiest when I’m learning – no matter how gross the subject matter. Today, I experienced the Meguro Parasitological Museum in Tokyo, and saw what is believed to be the world’s longest tapeworm. 10/10 would visit again. pic.twitter.com/pMsHSswSBM
— Bill Gates (@BillGates) August 19, 2022
目黒寄生虫館に初めて行ったのはもう何十年も前の大学生の頃です。記事によれば、同館はずっと入館料無料で公開されていて、財源は「基本財産の資産運用益」なんだそう。地道に息長く運営されているんですね。それでも最近はコロナ禍などもあって少々苦しい状況にあったそうですが、ゲイツ氏が訪れたことでウェブサイトへのアクセスが増加し、さらにTwitterで寄付を呼びかける投稿が拡散して寄付金も増えたのだとか。
ところで、ゲイツ氏のツイートでおもしろいなと思ったのは、最後の“10/10 would visit again.”という表現です。十中八九ならぬ、「十中十」また行くだろう、つまり絶対に再訪したい! ってことでしょうけど、この“10/10”という分数はどう発音されるのかなと思いました。
調べてみたら“ten out of ten”だそうです。で、この“ten out of ten would 〜”というのを、ふだんの会話などでもよく使うのかなと思ってアメリカ人の同僚に聞いてみたら、語呂がいいのでよく使う、とのことでした。ひょっとしてフィンランド語でも使われていないかなと思って検索してみたところ、こんな文を見つけました。
Jos olen kaupassa töissä niin 10/10 haluan olla töissä kaupassa Suomessa.
もしお店で働くのなら、絶対にフィンランドのお店で働きたいです。
おもしろいです。でもフィンランド語の“10/10”は、もし口頭で言うとしたらどう発音されるのかしら。“kymmenen kymmenessä(10のうちの10、つまり十中十)”かな? こんど教室で聞いてみます。