東京は、ようやく初夏らしい陽気になってきました。今年は春らしい春をほとんど感じられないままゴールデンウィークに突入し、そのあともやたらに寒い日が多くて、一度しまった冬服や布団や暖房器具をもう一度引っ張り出したりしていましたが、これでようやく暑くなってくるのかしら。今はまだ湿度も低くて、一年でいちばん過ごしやすい季節です。
私は生来の暑がりで、かつうちの職場は服装が完全に自由なので、すでに上はTシャツ一枚で仕事をしています。それでもまあ、曲がりなりにも教師の端くれなので、せめて襟のある服を着なきゃいけないかしらと思って(誰も気にしていませんが)、ポロシャツを着ていることも多いです。
しかし今年はちょっと悩ましい問題が発生しました。毎日せっせとジムに通っているおかげで、なんと思春期以来40年ぶりぐらいで身体が成長しつつあるのですが、そのおかげで去年まで着ていたTシャツやポロシャツが少々きつく感じられるようになったのです。
私はそれほど上背がないので、もう何十年もメンズのSサイズを着てきましたが、ここに来てSサイズではちょっとキツいというか、「むちぱつーん(©真造圭吾)」な感じになってきたのです。還暦間近のオジサンがこれでは文字通りキツい、いや、キモいです。
そこでいつもヘビロテで着ているユニクロのTシャツとか,ラルフのポロシャツなどMサイズを買い求めたのですが、肩から胸あたりまではこれでぴったりなものの、丈が長すぎてあまりカッコよくないのです。つまり筋トレしたことで体型が、服の着丈はSサイズでいいのに、身幅はMサイズじゃないと合わないようになってしまったという。
ジムのインターバルでトレーナーさんにそんな話をしたら、トレーナーさんも「筋トレあるあるです! ちょうどいい服がなかなかなくて、結局大きめのサイズをだぶだぶっとした感じで着るしかなくなるんですよね」と言っていました。ジーンズなんかも、わたり幅(太もものつけ根のサイズ)や膝幅の種類がたくさんある高級ブランドならまだしも、普通は数種類くらいしか選択肢がないので、たいがい太もも部分が「ぱつぱつ」になるんだそうです。レギュラーフィットなのにスキニーっぽくなっちゃう。それが嫌なら大きめサイズをだぶっと履くか、いっそのことトレーニングパンツでごまかしちゃうと。
理想の体型を目指してトレーニングされる方は多いですが、トレーニングしたらしたでまた別の課題(というほどのものじゃありませんが)が立ち上がってくるんですね。