インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

粒度と解像度

最近、いくつかの場所で「粒度」と「解像度」という言葉がよく使われていることに気づきました。「粒度を細かくしていく」とか「もっと解像度を上げていきたい」といった使われ方をしていて、要するに物事を大雑把ではなく、もっと細かく正確に捉えていきましょう、といった意味でした。

私自身はあまり使わないので興味を持ったのですが、ネットで調べてみたらけっこう以前から使われている言い方みたいですね。例えばこちら。コンサルティング業界独特の言い回しだそうですが、粒度とか解像度というのはデジタル写真やプリントアウト時の“dpi(dots per inch)”あたりから出てきた比喩なのかしら。いずれにしても、パソコンやデジカメやスマートフォンなどが普及した結果生まれた表現のように思えます。
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私は根っからの「文系人間」なので、こういう理系というか、科学技術用語由来の用語や言い回しが新鮮に感じます。以前プラントで働いていたときに知った「サチる」というのもそうです。英語の“saturation(飽和)”から生まれた言葉で、「いっぱいになる」とか「限界に達する」みたいな意味で使われていました。

とはいえ自分のなかであまりしっくりこない分野であるためか、そこまで実感を持って使えないので、下手に真似ないようにしようと思っています。


https://www.irasutoya.com/2016/11/blog-post_263.html