東京都が主催している「東京セカンドキャリア塾」というのがありまして、これはセカンドキャリア、つまり主に定年後や子育て終了後の「第二の職業人生」を模索するために、さまざまなセミナーに参加できたり就業支援を受けられたりするという行政サービスです。65歳以上の人が対象ですが、もうひとつ「プレシニア」と呼ばれる55歳から64歳までの人が参加できるオンライン講座もあります。
www.2nd-career.school.metro.tokyo.lg.jp
その第三期募集に申し込んでいたのですが、なにせ定員が60名という超・狭き門でありまして、申込者多数の場合は抽選になるということでした。東京都だけでもセカンドキャリアを模索している方はものすごい数がいらっしゃるでしょうから難しいだろうなと思っていましたが、案の定抽選に落ちました。残念でした〜。
講座受講料は無料という太っ腹の行政サービスですから、参加希望者も多かったのでしょう。しかも予算が尽きてしまったようで、今後の募集は未定だそうです。こうした講座は、個人的にはお金を払っても参加したいくらいなので、ぜひこういう行政サービスを拡充してほしいものだと思います。
事務局からはこんなメールが来ました。
応募者多数につき、厳正なる抽選を行いました結果、誠に残念ながら今回のご応募につきましては貴意に沿えない結果となりましたことをご通知申し上げます。ご期待に沿えず申し訳ございませんが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。(中略)末筆ではございますが、今後のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
おお、これがあの「お祈りメール」ですね。私は大学を出るときに「就活」(当時はこんな言葉さえありませんでしたが)というものをしたことがなかったので、還暦間近にして、生まれてはじめて「お祈りメール」というものを受け取りました。