インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

「脱マスク」に向けて

自宅にいるとき以外、ほぼすべての時間をマスクをして過ごすようになって一年半あまり。コロナ禍の前には冬でもマスクなどしたことがなかった自分にとっては、ものすごい生活環境の変化でした。

もともと私は汗っかきで、かぶれやすい体質で、マスクのようなものが少しでも顔に密着していると、それだけでむず痒くてたまらなかったのに。よく我慢し続けてきたなと自分を褒めてやりたいのと同時に、人間、やろうと思えば変わることができるんだなと改めて思いました。さらには「私はこれはダメ!」というのも、多分に思い込みの要素があるものなのだなとも。

しかしここに来て、もうとことんマスクをつけ続けるのがイヤになりました。また去年のような猛暑の中でマスクをつけ続けるのかと思うと、そこに立ち向かう勇気が湧いてこないのです。加えて日本政府におけるコロナ対策のゴタゴタ感とゴテゴテ(後手後手)感。五輪関係者だけは水際対策もほとんど無きに等しい扱いで「おもてなし」するというのを聞いてからは、さらに「もうイヤ」感が高まっています。もう協力なんかしたくない、と。

news.yahoo.co.jp

でもそこはそれ、家族以外の人と合う際にはマスクをすることが感染対策の点で有効であることは理解できるので、これからも必要最低限はマスクをつけ続けると思います。公共の場所などで、マスク着用が求められる場所ではもちろんそれに従います。でも、明らかに周りに人がいない環境では、もうマスクを外して過ごそうと決めました。

例えば私は、以前から人混みがとても苦手で、コロナ禍に見舞われてからはさらにその傾向が強くなってきてしまったので、毎朝6時過ぎには家を出て、職場に向かうことにしています。そんな時間でも東京都心の電車はそこそこ混んでいるのがすごいというか、みなさまお疲れ様なんですけど、駅から職場に向かう道など、ほとんど人通りはありません。そんな中でも今まではマスクをつけ続けてきたのです。でもこれ、かなり滑稽だなと思うようになりました。

それで早朝のオフィス街などではマスクを外して歩いています。それをはじめた日は久々の爽快感で「ああ、たしかに以前はこんな感じだった」と軽い感動さえ覚えました。でも……向こうから歩いてくる人が見えると、条件反射的にマスクを顔につけたくなっちゃう。いや、すれ違うとしても何メートルも離れていて「ソーシャルディスタンス」は十分なはずなのに、マスクをしていないことで「ヤバい人」と思われないかしらと言う心理が働くんですね。

この一年半あまりの行動様式が、どれだけ精神にも影響しているのかが実感できた瞬間でした。でも私は、常にまわりに注意をはらいながらも「脱マスク」をしていこうと思っています。なんだかこのまま二年目の夏もマスクをして乗り越えてしまったら、乗り越えられてしまったら、とんでもなく心にストレスをかけるような気がしているのです。

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https://www.irasutoya.com/2020/08/blog-post_17.html

追記

ネットニュース編集者・PRプランナーの中川淳一郎氏が、こんな記事を書かれていました。氏の「芸風」がいかんなく発揮されていて読む人を選ぶでしょうけど、私はかなり共感しました。

gendai.ismedia.jp