インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

貧むす

深谷かほる氏のマンガ『夜廻り猫』に出てくるたべものには、無性に作りたくなる(それも夜遅くに)ものがいくつもあります。そのうちのひとつ「貧むす」。海老天じゃなくて、天かすが入ったおむすびなので「天むす」ならぬ「貧むす」なんですけど、三つ葉のみじん切りを入れるのが絶妙のバランスで「たいへん。いくつでも食べられる」(細君談)。

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最近「悪魔のおにぎり」というのが流行ってますけど、これは貧むすにヒントを得て作られたのかしら。もうひとつ、主人公の遠藤平蔵と夜廻りを分担しているワカルが作る、ツナマヨのおにぎり。青じそでくるむ、というより下に敷いているだけですが、これもおいしいです。ちょっと食べにくいですが。

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このおにぎりは名前がついていなかったのですが、検索してみたら作者ご自身がこんなツイートをされていました。

「貧むす」と「わかっぺ・ツナ」はいずれも第2巻に出てきます。

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夜廻り猫(2) (ワイドKC)

私、『夜廻り猫』に出てくるキャラクターの中では、このワカルが一番好きです。人の悩みを聞きに勝手に上がりこんで、「そおですよね〜」「わかります〜」と常に肯定して励まし、勝手にご飯を炊き始めるワカル。辛いことがあっても、ご飯を炊いて発泡酒を「プシュ」っと開けたら、なんだか明日も頑張れるような気がするじゃないですか。ああ、こういう存在になれたらいいなあといつも思います。自分自身も、人に対しても。